銀行に大量の硬貨を入金するのにどこがいいか迷っていませんか?小銭を効率的に処理したい方に向けたこの記事では、銀行ごとの手数料や条件を詳しく解説します。
三井住友銀行やゆうちょ銀行、大手信用金庫など、各金融機関の特徴やメリット・デメリットを網羅。レビューや感想を交えながら、小銭を一気に入金するコツや注意点を紹介します。
硬貨入金をスムーズに進めるための情報が詰まったこの記事で、最適な方法を見つけましょう。
- 硬貨入金どこがいいか、銀行ごとの手数料と条件を理解できる
- 小銭を無料で入金できる金融機関の選び方が分かる
- 窓口とATMそれぞれのメリット・デメリットを知ることができる
- 硬貨を効率的に処理するための具体的な方法が分かる
もくじ
硬貨入金 どこがいい?おすすめの銀行選び
- 小銭を無料で入金できる銀行はどこ?
- 大手銀行の硬貨入金手数料を比較
- 小銭貯金をするのにおすすめの銀行
- ゆうちょ銀行での硬貨入金に注意すべき点
- 主要信用金庫の硬貨入金手数料を比較
小銭を無料で入金できる銀行はどこ?
無料で入金可能な銀行の比較
小銭の入金において、無料で利用できる銀行を選ぶことは非常に重要です。三井住友銀行では窓口で300枚まで無料で対応しており、ATMでは平日8:45から18:00までなら何度でも利用可能です。この条件は他行と比較して圧倒的に優れており、特に一度にまとまった枚数を処理する場合に大変便利です。一方で、三菱UFJ銀行やみずほ銀行、りそな銀行も無料で小銭入金が可能ですが、1回あたりの入金枚数に100枚程度の制限が設けられており、事前にこの制約を把握しておくことが求められます。
横浜銀行もまた、小銭入金が無料で可能な銀行の一つです。ATMを利用した際の条件は他行とほぼ同様で、平日日中のみの対応となります。しかしながら、地域に限定されているため、利用可能なエリアが限られる点には注意が必要です。ゆうちょ銀行の場合は、窓口で50枚までの入金が無料となりますが、51枚以上から手数料が発生します。ATMでは1枚目から手数料がかかるため、大量の小銭を処理する場合には向いていません。
注意すべきポイント
銀行外のATM、たとえばコンビニに設置されているATMでは小銭入金が対応していない場合が多いことも覚えておくべきです。また、硬貨の入金に際してはATMでエラーが発生することもあるため、事前に硬貨を整理し、汚れや傷のあるものを分けておくことが推奨されます。特に旧500円硬貨は現在の機械では受け付けられない場合が多いため、事前確認が必要です。これらの対策を講じることで、スムーズな入金手続きを進めることができます。
大手銀行の硬貨入金手数料を比較
窓口入金手数料
銀行名 | 窓口手数料 | 備考 |
---|---|---|
三井住友銀行 |
300枚以下: 無料 301~500枚: 550円 501~1,000枚: 1,100円 1,001枚以上: 500枚ごとに550円加算 |
1日の硬貨合計枚数で手数料計算 ATM利用を推奨される場合あり |
三菱UFJ銀行 |
100枚以下: 無料 101~500枚: 550円 501~1,000枚: 1,100円 1,001枚以上: 500枚ごとに550円加算 |
入金・振込取りやめでも手数料発生 同日複数支店利用でも手数料発生 |
みずほ銀行 |
100枚以下: 無料 101~500枚: 550円 501~1,000枚: 1,320円 1,001枚以上: 500枚ごとに660円加算 |
伝票分割時は合算で手数料計算 入金取りやめでも手数料発生 |
りそな銀行 |
1~500枚: 660円(1日1回100枚まで無料) 501~1,000枚: 1,320円 1,001~1,500枚: 1,980円 以降500枚ごとに660円加算 |
募金・義援金目的の場合は無料 振込や税公金納付も手数料対象 |
横浜銀行 |
1~10枚: 770円(一部無料条件あり) 11~500枚: 770円 501~1,000枚: 1,540円 1,001~1,500枚: 2,310円 以降500枚ごとに770円加算 |
無料条件: キャッシュカード提示または汚損現金 金種指定払にも手数料が適用 |
ゆうちょ銀行 |
1~100枚: 無料 101~500枚: 550円 501~1,000枚: 1,100円 1,001枚以上: 500枚ごとに550円加算 |
手続き中止や金額変更でも料金発生 義援金や寄附金は対象外 汚損硬貨・記念硬貨も算定対象 |
ATM入金手数料
銀行名 | ATM手数料条件 | 備考 |
---|---|---|
三井住友銀行 |
平日8:45~18:00は無料 1回の入金可能枚数: 100枚(500円硬貨は75枚) 回数制限なし |
条件を満たせば、手数料無料で複数回利用可能 硬貨が多い場合は窓口利用を案内される場合あり |
三菱UFJ銀行 |
平日8:45~18:00は無料 1回の入金可能枚数: 100枚 回数制限なし |
ATMの設置場所により利用可能時間が異なる場合あり |
みずほ銀行 |
平日8:45~18:00は無料(店舗内ATM限定) 1回の入金可能枚数: 100枚 回数制限なし |
店舗内ATMでのみ硬貨の取り扱いが可能 店舗外ATMでは硬貨入金不可 |
りそな銀行 | 平日8:45~18:00(硬貨取扱時間)無料 | |
ゆうちょ銀行 |
1~25枚: 110円 26~50枚: 220円 51~100枚: 330円 1回の入金可能枚数: 100枚 硬貨預払料金以下の金額では取扱不可 |
硬貨の取り扱いに料金が発生する点が特徴 枚数を超えないよう事前に確認が必要 |
※ 銀行外のATM(コンビニやスーパーなど)では硬貨入金に対応していない場合が多いので注意が必要です。
小銭貯金をするのにおすすめの銀行
三井住友銀行が最も便利な理由
小銭貯金を効率的に行いたい場合、三井住友銀行が最もおすすめです。特にその理由として挙げられるのが、窓口での手数料無料枠の広さです。300枚まで無料で対応してくれる銀行は他にほとんどなく、まとまった小銭を処理するには最適な選択肢となります。また、ATMでは平日8:45から18:00までの時間帯に限り、小銭入金が何度でも無料で可能です。これにより、定期的に小分けして貯金を進めたい人にとっても、利便性が高いと言えます。
他の銀行の特徴と比較
一方で、三菱UFJ銀行やみずほ銀行、りそな銀行なども小銭貯金を進める際の選択肢として検討する価値があります。これらの銀行ではATMで1回あたり100枚まで無料で入金が可能で、平日日中に利用可能な環境が整っている場合に利便性を発揮します。ただし、無料で対応できる枚数の上限が三井住友銀行よりも低い点を考慮する必要があります。また、横浜銀行はATMで無料対応が可能ですが、利用条件が他行と似通っているため、利用地域に限定されることを考慮する必要があります。
ゆうちょ銀行での硬貨入金に注意すべき点
ATM利用で発生する手数料
ゆうちょ銀行の硬貨入金では、ATM利用時に1枚目から手数料が発生するため、少量の小銭を入金する場合でも高額な手数料がかかる可能性があります。たとえば、50枚までの硬貨であれば220円、51枚以上の場合は550円の手数料が発生します。特に、小銭貯金を継続的に行う予定がある場合、この手数料が大きな負担となることから、別の銀行を利用する方が適しているケースが多いです。
窓口利用での対応条件
窓口利用時には50枚まで無料で対応してくれるため、少量の硬貨を処理する場合には有効です。しかし、営業時間がATMに比べて短いことや、混雑する可能性があることも考慮する必要があります。また、大量の硬貨を入金したい場合には、事前に支店へ連絡して対応を確認することが推奨されます。旧500円硬貨や汚れた硬貨を受け付けない場合もあるため、特定の硬貨を扱う際には注意が必要です。
主要信用金庫の硬貨入金手数料を比較
信用金庫での硬貨入金手数料を比較すると、500枚まで無料で硬貨を入金できる多摩信用金庫が、硬貨の量が多い場合でも手数料を抑えられるため、効率の良い選択肢といえます。他の信用金庫では100枚または50枚までしか無料で対応しない場合が多いため、枚数が多い場合には多摩信用金庫を優先的に検討するのがおすすめです。
ただし、注意点として、1,001枚以上になると500枚ごとに550円の手数料が加算されるため、大量の硬貨を一度に処理する際にはコストがかさむ可能性があります。また、振込や納税など特定の取引でも手数料が発生する場合があるため、事前に条件を確認しておくと安心です。
窓口入金手数料
信用金庫名 | 窓口手数料 | 備考 |
---|---|---|
城南信用金庫 |
1~100枚: 無料 101~500枚: 1,100円 501枚以上: 3,300円 訪問時: 上記に加え1回1,100円 |
万円券のみの取引は無料対象 融資返済金、定期預金の入金は無料 |
京都中央信用金庫 |
1~100枚: 無料 101~500枚: 550円 501~1,000枚: 1,100円 1,001枚以上: 500枚ごとに550円加算 |
硬貨1,000円までの預入は1日1回無料 1日の合計枚数で手数料計算 |
岡崎信用金庫 |
1~50枚: 無料 51~500枚: 550円 501枚以上: 500枚ごとに550円加算 |
無料は1日1回まで 持ち込む際は枚数確認が必要 |
多摩信用金庫 |
1~500枚: 無料 501~1,000枚: 550円 1,001枚以上: 500枚ごとに550円加算 |
振込や納税にも手数料適用 算定後に取引中止でも手数料発生 |
埼玉縣信用金庫 |
1~100枚: 無料 101~500枚: 550円 501~1,000枚: 1,100円 1,001~1,500枚: 1,650円 1,501枚以上: 500枚ごとに550円加算 |
無料は1日1回まで 振込・税金納付も手数料対象 |
ATM入金手数料
信用金庫名 | ATM手数料条件 | 備考 |
---|---|---|
城南信用金庫 |
平日8:00~21:00: 無料 1回の入金可能枚数: 100枚 |
硬貨の取扱い時間は平日8:30~17:00 硬貨を伴う取引は通帳またはカードが必要 土曜・日曜・祝日は硬貨取扱不可 |
京都中央信用金庫 |
1~100枚: 無料 101~500枚: 550円 501~1,000枚: 1,100円 1,001枚以上: 500枚ごとに550円加算 |
硬貨入金は平日7:30~17:00のみ対応 店舗外ATMでは硬貨入金不可 1台のみ硬貨対応のATMが設置されている場合あり |
岡崎信用金庫 | ATMでの硬貨入金は対応なし | 硬貨入金は店頭対応のみ |
多摩信用金庫 |
平日8:00~18:00: 無料 1回の入金可能枚数: 100枚 |
土曜・日曜・祝日: 取扱不可 硬貨入金はたましんカードまたは通帳が必要 |
埼玉縣信用金庫 |
全日無料(硬貨は18時まで) 1回の入金可能枚数: 100枚 |
平日18:00以降、土日祝日は取扱不可 店舗外ATMでは硬貨入金不可 通帳またはカードが必要 |
※ 銀行外のATM(コンビニやスーパーなど)では硬貨入金に対応していない場合が多いので注意が必要です。
硬貨入金どこがいい?効率的な処理方法
- 小銭を一気に入金する際のポイント
- 硬貨を効率的に処理する手段とは?
- ATMと窓口、それぞれのメリット・デメリット
- 小銭の整理と手数料を抑えるコツ
小銭を一気に入金する際のポイント
一度に大量の小銭を処理する方法
一度に大量の小銭を入金する際には、事前の準備と銀行選びが重要です。まず、硬貨の枚数を数えておき、利用する銀行の手数料条件や無料対応枚数を確認しましょう。三井住友銀行の窓口では300枚まで無料で対応しており、まとまった小銭を入金するには適した選択肢です。ただし、300枚を超える場合や他の銀行を利用する場合は、手数料が発生する可能性があるため、無料枠を最大限活用する工夫が必要です。
また、ロビーに硬貨専用の処理機を設置している銀行もあります。この機械は、大量の硬貨を短時間で処理できるため、大量の硬貨を持ち込む際に便利です。通常500枚程度まで対応可能な場合が多いですが、設置の有無や利用条件は銀行ごとに異なるため、事前に確認しておくことが推奨されます。
注意点と事前準備
大量の硬貨を入金する際は、硬貨が詰まるリスクを避けるため、汚れや傷のある硬貨をあらかじめ分けておくことが大切です。また、旧500円硬貨など機械で処理できない硬貨が混じっている場合もあるため、入金時に備えて事前にチェックしておきましょう。さらに、銀行窓口での手続きを選ぶ場合は、事前に予約をすることで混雑を避け、スムーズに手続きが進みます。
硬貨を効率的に処理する手段とは?
銀行の硬貨専用設備を利用する
効率的に硬貨を処理するためには、銀行の提供する専用設備を活用することが最善です。一部の大手銀行では、ロビーに硬貨専用の処理機を設置しており、これを利用することで通常よりも速やかに大量の硬貨を処理できます。たとえば、三井住友銀行では硬貨処理機が500枚程度まで対応可能であり、手数料無料枠内で効率的な入金が可能です。ただし、処理機の稼働時間や利用条件は銀行ごとに異なるため、事前の確認が重要です。
他の選択肢
一方、ATMを利用する方法もありますが、1回の処理枚数が限られているため、100枚を超える硬貨を扱う場合には複数回に分けて操作する必要があります。また、硬貨入金に対応していないATMも多いため、銀行の窓口や硬貨専用機の利用を検討する方が効率的です。これ以外にも、日常生活の中で少しずつ硬貨を使うことで、枚数を減らしておくのも良い対策といえます。
ATMと窓口、それぞれのメリット・デメリット
ATMのメリットと注意点
ATMは、営業時間外でも利用できる場合がある点が大きなメリットです。また、事前予約や待ち時間なしに手軽に操作できるため、少量の硬貨を処理する場合に非常に便利です。しかし、硬貨の取扱いは平日日中のみに限られる場合が多く、1回あたりの入金枚数にも100枚程度の制限があります。これを超える場合には、複数回に分けて操作する必要があり、時間がかかる点がデメリットです。
窓口のメリットと注意点
窓口を利用する最大の利点は、1回で大量の硬貨を処理できる点です。三井住友銀行のように300枚まで無料対応する場合は、短時間で効率よく大量の硬貨を処理することができます。また、汚れた硬貨や旧500円硬貨なども対応してもらえる場合が多いため、特殊な事情がある場合にも安心です。ただし、営業時間内に来店する必要があり、混雑時には待ち時間が長くなる可能性があるため、スケジュールに余裕を持つことが必要です。
小銭の整理と手数料を抑えるコツ
整理のポイント
手数料を抑えるためには、小銭の整理が重要です。まず、無料対応の範囲内で入金するために、硬貨を100枚や300枚といった単位で仕分けておきましょう。また、汚れた硬貨や破損した硬貨を分けることで、ATMや処理機でのエラーを防ぐことができます。さらに、頻繁にATMを利用する場合には、入金可能枚数を意識し、小分けにして数回に分けて処理することで、手数料が発生しない範囲内に収めることが可能です。
銀行選びでの工夫
銀行選びも手数料を抑える重要なポイントです。たとえば、無料対応の範囲が広い三井住友銀行を利用することで、300枚までの手数料を完全に抑えることができます。頻繁に硬貨を入金する場合には、複数の銀行口座を活用し、それぞれの無料枠を最大限利用する方法も有効です。また、信用金庫や地方銀行での優遇条件を調べ、自分の状況に適した金融機関を選ぶことで、さらにコストを抑えることができます。
硬貨入金どこがいい?おすすめの銀行選びのポイント:まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 三井住友銀行は窓口300枚まで無料で、硬貨入金に便利
- 三菱UFJやみずほはATM100枚まで無料で利便性が高い
- ゆうちょ銀行はATMで手数料がかかるため慎重に選ぶべき
- 多摩信用金庫は窓口500枚まで無料と近くにあれば最適
- 窓口利用は大量の硬貨を一気に処理する際に便利
- ATMは少量の硬貨を入金する場合に効率が良い
- 小銭を一気に処理したい場合、事前に枚数を数えておく
- 古い硬貨や汚れた硬貨は事前に確認しておくのが重要
- 無料枠を最大限活用するために複数の銀行を使い分ける
- 硬貨専用処理機のある銀行では短時間で大量処理が可能
- 手数料を抑えるには小分けで複数回入金する方法も有効
- 各銀行の営業時間や混雑状況を確認してから行動する
- 信用金庫では優遇条件の確認がコスト削減に役立つ
- 小銭を貯める際は定期的に銀行に持ち込む習慣をつける
- 銀行外のATMでは硬貨を扱えないことが多いので注意