不要になったタイヤを売るならどこがいいかと悩んでいませんか?新しいタイヤへの交換や車の買い替えなどで手元に残った古いタイヤは、場所を取るだけでなく、長期保管による劣化や処分費用の問題も抱えています。
この記事では、そんな不要なタイヤを賢く売却し、処分費用をかけずに収入を得るための具体的な方法と、高値で売るためのポイントを詳しく解説します。
- タイヤを売却すべき理由と売却のメリットがわかる
- 自分に合ったタイヤ買取業者の選び方を知ることができる
- 高く売れるタイヤの条件と売却のタイミングが理解できる
- 買取が難しいタイヤの最適な処分方法がわかる
タイヤ売るならどこがいい?買取業者の特徴と比較
- 不要なタイヤはなぜ売却すべき?
- タイヤ買取業者を選ぶ際のポイント
- 主要タイヤ買取業者とそれぞれの特徴
- イエローハットでのタイヤ買取
- アップガレージでのタイヤ買取
- タイヤ買取ナンバーワンの専門性
- オートバックスセコハン市場での買取
- おいくらの一括査定で比較検討
不要なタイヤはなぜ売却すべき?
新しいタイヤへの交換や車の買い替えなどで、不要な古いタイヤが手元に残ることはよくあります。「いつか使うかも」と保管しておく人もいますが、タイヤは場所を取り、保管も大変です。また、長く放置すると劣化が進むため注意が必要です。使っていなくても、直射日光や紫外線、水などでひび割れや空気圧の低下が起こり、いざ使おうと思った時にはもう使えない状態になっていることも少なくありません。
処分には費用がかかる「処理困難物」
タイヤは、多くの自治体でごみとして回収してもらえない「処理困難物」に指定されています。そのため、適切な方法で処分する必要があり、通常、1本あたり300円から700円程度の費用がかかります。
売却のメリット
保管の手間や処分にかかる費用を考えると、不要なタイヤは売却するのが賢明です。売却すれば、費用を払うどころか収入を得られる可能性があります。特に、溝が深く残っていたり、製造年が比較的新しかったりするなど、状態の良いタイヤであれば、予想以上の高値で買い取ってもらえることもあります。たとえ大きな利益にならなくても、誰かに使ってもらうことで資源の有効活用にもつながります。
まだ使えるタイヤは、廃棄処分ではなく買取を検討することをおすすめします。
タイヤ買取業者を選ぶ際のポイント
不要なタイヤを売却する際、どの買取業者を選べば良いか迷う方も多いでしょう。ここでは、少しでも有利に売却するための業者選びのポイントを解説します。
買取方法がライフスタイルに合っているか
タイヤの買取方法には、主に「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」の3種類があります。タイヤは大きく重いため、ご自身のライフスタイルやタイヤの量に合わせて、最も都合の良い買取方法を選ぶことが重要です。
- 出張買取: タイヤが大きく持ち運びが難しい場合や、複数本をまとめて売りたい場合に特に便利です。査定担当スタッフが自宅まで来てくれるため、梱包や発送の手間がかかりません。その場で査定・買取が行われ、即現金化も可能です。ただし、対応エリアが限られる場合や、出張買取を行っていない業者もあるため、事前に確認が必要です。
- 宅配買取: 自宅で査定から入金まで全て完結させたい場合に適しています。多くの業者で梱包キットの無料送付や集荷サービスが提供されており、手軽に利用できます。しかし、自身での梱包作業が必要なことや、現金化までに約1週間程度の時間がかかる点がデメリットです。
- 店頭買取: その場でタイヤを現金化したい、スピードを重視したい方におすすめです。査定スタッフと直接対話できるため、査定額について質問したり交渉したりしやすいメリットもあります。しかし、タイヤを店舗まで持ち込む手間がかかり、近くに店舗がない場合は利用が難しいという点に注意が必要です。
例えば、アップガレージは店頭・宅配・出張買取の全てに対応しており、事前査定も利用できます。おいくらも提携業者を通じて出張・宅配・店頭のいずれかを選べる仕組みを提供しています。
中古タイヤやカー用品を専門的に扱う業者を選ぶ
タイヤの買取を依頼する際は、他の様々なジャンルを扱う総合買取業者よりも、中古タイヤやカー用品を専門的に扱っている業者に依頼する方が、より適切な買取価格が期待できます。専門業者は、これまでの豊富な買取実績と深い商品知識を持つ査定スタッフが在籍しており、中古市場の動向やタイヤの状態を正確に判断し、適正な価格を提示してくれるためです。
たとえば、タイヤ買取ナンバーワンはタイヤ・ホイール買取に特化した専門店です。アップガレージも中古カー用品の専門店として20年以上の買取実績を持ち、市場を把握した高価買取を強みとしています。ユーイチバンも中古タイヤとホイールを専門に取り扱っています。
各種手数料の有無を確認する
宅配買取や出張買取を利用する際には、出張料、査定料、配送料などの各種手数料が発生しない業者を選ぶことが非常に重要です。これらの手数料が別途かかる場合、査定額から差し引かれ、結果として手元に残る金額が少なくなってしまうためです。
多くの優良業者は、これらの手数料を無料にしていることがあります。例えば、高く売れるドットコムや買取王子は、送料や査定料、返送料なども含め全ての手数料が無料であることを明記しています。事前に業者のホームページで手数料に関する記載を確認するか、不明な場合は電話やメールで問い合わせておくと安心です。
また、査定額に納得できずにキャンセルする場合、返送にかかる配送料が自己負担となるケースもあるため、この点も注意が必要です。
事前査定で買取価格の目安を把握する
実際にタイヤを売却する前に、Web査定、LINE査定、電話査定などの事前査定サービスを利用し、おおよその買取金額の目安を把握することをおすすめします。これにより、複数の業者に相見積もりを依頼し、最も高い査定額を提示した業者を選ぶことが可能になります。
例えば、おいくらのような一括査定サイトを利用すれば、一度の入力で複数の業者から査定を受け取ることができ、比較検討の手間を省くことができます。事前査定は実際の買取金額とは異なる場合がありますが、タイヤの状態を正確に伝えることで、より精度の高い概算を得られるでしょう。
買取実績と信頼性のある業者を選ぶ
安心してタイヤを売却するためには、長年の買取実績を持ち、信頼できる業者を選ぶことも大切です。実績が豊富な業者は、適正な価格設定に加え、査定や手続きもスムーズに進めてくれる傾向があります。
例えば、おいくらを運営するマーケットエンタープライズは約20年の買取実績があり、年間33万件以上の依頼をこなしています。アップガレージは20年以上の買取実績があり、買取情報は全店で共有されているため、どこで売却しても最新の市場情報に基づいた価格が提示されます。オートバックス セコハン市場も、大手オートバックスグループの専門スタッフによる査定が受けられるため、安心感を重視する方には特におすすめです。
主要タイヤ買取業者とそれぞれの特徴
不要になったタイヤを売却する際、選択肢となる主要な買取業者はいくつか存在します。それぞれの業者には独自の強みや特徴があるため、ご自身のタイヤの状態や求めるサービスに合わせて選ぶことが重要です。
おいくら
おいくらは、全国最大20店舗のリサイクルショップから一括で査定を受けられる買取比較サービスです。売りたいタイヤの情報を一度入力するだけで、複数のショップから査定額の提示を受けられるため、最も高く買い取ってくれる業者を見つけやすいという利点があります。
買取方法は提携業者によって異なりますが、出張買取、宅配買取、店頭買取の3種類から選択できるため、自宅から出られない方や大型タイヤを売りたい場合にも便利です。運営する株式会社マーケットエンタープライズは、約20年の買取実績があり、年間33万件を超える依頼をこなしています。査定依頼や売却先決定までの費用は無料である点も強みです。
買取屋さんグループ
買取屋さんグループは、楽器やカメラ、家電、ゲームなど多岐にわたる品目を買い取っている総合買取業者です。タイヤだけでなく、引っ越しなどで不要になったものをまとめて売却する際にも適しています。
買取方法は店頭買取、宅配買取、出張買取に対応しており、特に最短30分での出張買取や、宅配買取での商品到着後2営業日以内の現金化が可能です。各種手数料が無料である点も大きなメリットで、Webに特化したコストカットや経験豊富な専門スタッフによる査定が、業界トップクラスの高価買取を実現している理由とされています。
イエローハット
大手カー用品店のイエローハットは、国内外に約740店舗を展開し、タイヤの買取も行っています。タイヤとホイールのセットはもちろん、アルミホイールのみの買取も対応しており、買取と同時にタイヤを4本購入すると買取価格がアップするキャンペーンを実施している場合があります。
ただし、買取にはいくつかの条件があります。
- 夏タイヤの残溝が4mm未満は買取対象外
- タイヤ単品での買取は不可
- 夏タイヤは製造年週から3年以内、冬タイヤは2年以内の商品が対象
- 指定ブランド以外のタイヤはアルミホイール4本セットのみ買取。買取価格はブランドに関わらずサイズで決まり、ホイールの傷や腐食によって減額または買取不可となることもあります。
店頭買取が主な方法であり、即日現金化が可能です。
タイヤ買取ナンバーワン
タイヤ買取ナンバーワンは、タイヤ、ホイール、パーツ、カー用品の買取に特化した専門店です。宅配買取の査定方法が豊富で、電話査定、Web査定、LINE査定から選べ、事前に査定額を教えてくれる「初回査定価格保証」があるため、他社との比較がしやすいのが特徴です。
福岡や東京エリアに店舗があり、店頭持ち込みで査定額アップのキャンペーンも実施しています。多くの業者が4本セットでの買取を基本とする中、査定額は下がるもののタイヤ1本からの買取も可能としており、初めてタイヤを売る人にも分かりやすいようにホームページで売れるもの、売れないもの、梱包方法などを詳しく解説しています。
アップガレージ
全国に約250店舗を展開するアップガレージは、中古カー用品やバイクパーツを専門に取り扱っています。20年以上の買取実績があり、これまでの買取実績は1,274,995点以上にのぼります。
電話、メール、LINEでの事前査定が可能で、持ち込みや梱包の手間を省きながら買取金額の目安を把握できる点がメリットです。中古カー用品専門店としての豊富な知識と買取情報に基づいた高価買取が強みで、買取情報は全店で共有されているため、どの店舗で売却しても最新の市場情報に基づいた価格が提示されます。店頭買取であれば即日現金で支払いが行われるため、現金化もスピーディーです。
ユーイチバン
ユーイチバンは、岐阜県や埼玉県に店舗を構え、中古タイヤとホイールを専門に取り扱う買取業者です。ホームページで現在高価買取中のタイヤを掲載しており、アルミホイールの買取や下取りキャンペーンでは4,000円以上の買取金額を保証するなど、専門店ならではの施策が特徴です。
メールやLINEでの事前査定も可能で、大まかな買取金額を梱包前に知ることができるため、気軽に相談できます。買取だけでなくヤフオクでの販売も行っており、売却と購入の両方で役立つ情報が店舗ブログで積極的に更新されています。
オートバックス セコハン市場
オートバックス セコハン市場は、中古カー用品やアウトレット品の販売と買取を行う店舗です。全国展開するオートバックスグループの一員であるため、カー用品に精通した専門スタッフによる丁寧な査定と適切な価格設定が期待できます。
タイヤだけでなく、ドライブレコーダーやマフラー、スポーツシートなども買い取っており、車の様々なパーツをまとめて売却したい場合に便利です。店頭買取がメインですが、宅配買取も利用でき、事前にタイヤの写真をメールで送るだけで査定を依頼できるほか、無料の宅配キットで着払い発送が可能です。
買取王子
買取王子は、ブランド品、家電、キャンプ用品、アイドルグッズなど、60種類以上のジャンルを扱う総合買取業者です。最大の魅力は、対象ジャンルのアイテムをまとめて売ることで、最大60,000円の買取価格アップキャンペーンを実施している点です。これはタイヤだけでなく、家にある不用品をまとめて売る際に非常に有利です。
宅配買取を専門とし、送料や返送料などの手数料はすべて無料であり、郵送用のダンボールも無料で提供されます。買取金をAmazonギフトカードやnanacoポイントで受け取ることも可能で、買取王子ポイントで受け取ると6ヶ月で6%増量されるという特徴もあります。
リサイクルショップ出張買取のアシスト
リサイクルショップ出張買取のアシストは、東京・神奈川を中心に展開する買取専門のリサイクルショップです。アルミホイールやホイール付きタイヤの買取を積極的に行っており、新品・未使用品であればタイヤのゴム部分のみの買取も可能です。
タイヤ以外にも、タイヤチェーン、その他のカー用品、バイク用品、ガレージ用品、物置、電動工具など非常に幅広い品目に対応している点が特徴です。東京・神奈川エリアでは出張買取に対応しており、店頭買取や宅配買取も利用できます。Google口コミ評価が高く、WEBやLINEでの無料事前査定も利用できます。
イエローハットでのタイヤ買取
大手カー用品店であるイエローハットは、国内外に約740店舗を展開しており、タイヤの販売だけでなく買取サービスも行っています。不要になったタイヤを売却する際、イエローハットでの買取は、特に買取時の不安を軽減したい方や、タイヤの買い替えと同時に売却を検討している方におすすめです。
買取の主な特徴と方法
イエローハットでのタイヤ買取は、主に店頭買取となります。出張買取や宅配キットの提供は行っていません。店舗に直接持ち込むことで、その場で査定を受け、即日現金化できる点が大きなメリットです。買取の対象となるのは、タイヤとホイールのセット、またはアルミホイールのみです。
買取の条件と注意点
イエローハットでタイヤを買い取ってもらうには、いくつかの条件がありますので注意が必要です。
- 夏タイヤの場合、残溝が4mm未満のものは買取対象外となります。
- タイヤ単品での買取は不可で、必ずホイールとのセットが必要です。
- 製造年週にも制限があり、夏タイヤは製造から3年以内、冬タイヤは2年以内の商品が対象です。
- 指定された7つのブランド(ヨコハマタイヤ、ダンロップなど)以外のタイヤは、アルミホイール4本セットの場合のみ買取可能です。
買取価格は、ブランドに関わらずタイヤのサイズで決まり、さらにホイールの傷や腐食の程度によって減額されたり、買取自体が不可となる場合もあります。
買取価格の目安と高価買取の機会
イエローハットにおけるタイヤの買取価格の目安は、タイヤのインチサイズによって異なります。
- 13〜14インチのタイヤ: 通常5,000円前後、増額時は8,000円が目安です。
- 15〜16インチ: 通常8,000円前後、増額時12,000円。
- 17〜18インチ: 通常16,000円前後、増額時20,000円。
- 19インチ以上: 通常32,000円前後、増額時36,000円が目安とされています。
これらの価格には、新車外しの場合にプラス4,000円、残溝が6mm以上のスタッドレスタイヤの場合にプラス4,000円が上乗せされることがあります。特に、買取と同時にタイヤを4本購入することで、買取価格がアップするキャンペーンを実施している場合があるため、買い替えを検討している方には有利な条件となるでしょう。
タイヤの状態によっては値段がつかない可能性もありますが、イエローハットの店員が査定時に他の店を勧めたり、提示額よりも高く買い取ってくれる場合もあります。これは、ディーラーと比較してより良い選択肢となることが多いですが、最も高値での売却を目指すのであれば、ネットでの個人売買や複数の業者との比較も視野に入れると良いでしょう。
アップガレージでのタイヤ買取
カー用品の売却を検討する際、特にタイヤの買取で高い評価を得ている業者の一つにアップガレージがあります。全国に約250店舗を展開するこのショップは、中古カー用品やバイクパーツを専門的に取り扱っており、その豊富な経験と実績が強みとなっています。
アップガレージの概要と特徴
アップガレージは20年以上にわたる買取実績を持ち、これまでに約150万点以上のアイテムを買い取ってきました。この長い歴史と膨大なデータに基づいて、タイヤをはじめとする中古市場の動向を正確に把握し、専門知識豊富なスタッフが高価買取を実現しています。買取情報は全店で共有されているため、どの店舗に売却しても最新の市場価格に基づいた適正な査定を受けられるのが利点です。
多様な買取方法と迅速な対応
アップガレージでは、利用者の都合に合わせて様々な買取方法が用意されています。店頭買取、宅配買取、出張買取の3種類から選択可能で、全国各地で利用できます。
特に店頭買取を選んだ場合、その場で査定が行われ、即日現金で支払いを受けられるため、スピーディーな現金化を希望する方には非常に便利です。また、WEBやLINE、電話による事前査定も充実しており、重くかさばるタイヤを店舗に持ち込む前に、自宅で手軽に買取金額の目安を把握できるため、手間を省きたい方におすすめです。WEB予約を利用すれば、混雑時でも待ち時間なくスムーズに査定を受けられます。
買取対象と注意点
アップガレージでは、タイヤとホイールのセットはもちろん、タイヤ単品での買取も行っていますが、いくつかの条件があります。例えば、ひび割れやしわなどタイヤの劣化が進んでいるものは買取不可となる場合があります。また、スタッドレスタイヤの場合、製造から3年以上経過しているものは価格が付かない可能性もあるため注意が必要です。
ただし、タイヤ以外のカーナビやマフラー、エアロパーツなど、幅広いカー用品もまとめて買い取ってもらえるため、車周りの不要品を一括で整理したい場合には非常に有効な選択肢となるでしょう。実際に、デリカミニの純正ホイールとタイヤのセット(走行距離5km程度のほぼ新車外し品)が合計2万円で買い取られた実績もあります。
アップガレージは「買取実績満足度」「査定信頼度」「スタッフ対応満足度」で3冠を達成しており、安心してタイヤの売却を任せられる業者としておすすめです。
タイヤ買取ナンバーワンの専門性
タイヤ買取ナンバーワンは、タイヤ、ホイール、その他のカー用品に特化した買取専門業者として、その専門性の高さが際立っています。長年の経験と専門知識を持つスタッフが査定を行うため、個々のタイヤの価値を正確に評価し、適正な買取価格を提示してくれる点が大きな強みです。
多様な事前査定と買取保証
タイヤ買取ナンバーワンの専門性は、利便性の高い査定方法にも表れています。利用者は電話査定、Web査定、LINE査定の3種類から選んで事前に査定額を知ることができます。さらに「初回査定価格保証」を導入しているため、他社との比較がしやすく、安心して取引を進められます。これにより、実際に商品を送付したり店舗に持ち込む前に買取金額の目安が分かるため、査定額に納得できない場合のキャンセルに伴う手間を省くことができます。
柔軟な買取対応と情報提供
多くの業者がタイヤの買取を4本セットに限定する中、タイヤ買取ナンバーワンは、査定額は下がるもののタイヤ1本からでも買取が可能という柔軟な対応も行っています。これは、パンクやバーストなどで特定のタイヤだけが不要になった場合でも売却できるという点で、利用者のニーズに細かく応える専門業者ならではのサービスと言えるでしょう。
また、公式ホームページでは、売却可能なタイヤとそうでないタイヤについて写真付きで詳しく解説されており、梱包キットの使い方なども掲載されているため、初めてタイヤを売る人でも迷うことなく手続きを進められます。買取方法としては、宅配買取、店頭買取、そして一部地域では出張買取にも対応しており、利用者の都合に合わせた選択肢を提供しています。
これらの特徴から、タイヤ買取ナンバーワンは、タイヤの買取において専門的な知識と顧客志向のサービスを兼ね備えた業者であると言えます。
オートバックスセコハン市場での買取
大手カー用品チェーンであるオートバックスが展開するセコハン市場は、中古カー用品やアウトレット品を専門に取り扱う店舗です。全国のオートバックスグループで買い取られた多岐にわたるカー用品が販売されており、タイヤの買取においても重要な選択肢の一つとして挙げられます。
買取の主な特徴と専門性
オートバックスセコハン市場の最大の特徴は、カー用品に精通した専門スタッフによる親切丁寧な査定と対応を受けられる点にあります。長年培ってきた豊富な買取実績と知識に基づき、中古市場の動向を踏まえた適切な価格設定で買取を行っています。買取対象はタイヤやアルミホイールのセットに限りませんが、純正品・社外品問わずタイヤ・アルミホイールの買取に対応しています。さらに、タイヤだけでなくドライブレコーダー、マフラー、スポーツシートなど、幅広いカーパーツをまとめて買い取ってもらうことも可能です。
買取方法と利便性
セコハン市場での買取方法は、主に店頭買取と宅配買取の2種類が提供されています。出張買取サービスは行っていません。
- 店頭買取: 全国各地に展開する店舗に直接持ち込む方法で、その場で査定を受け、スピーディーに現金化できる点がメリットです。
- 宅配買取: 全国から送料無料で利用できる便利な方法です。事前にメールでタイヤの写真を送るだけで仮査定を依頼でき、その後無料で送られてくる梱包キットを使って商品を返送することで、査定・買取が完了します。Webでの仮査定も無料で行っており、自宅にいながら概算の買取価格を把握できるため、手間をかけずに買取を検討したい方におすすめです。
安心感と高価買取の可能性
オートバックスセコハン市場は、大手カー用品ショップならではの安心感と高価買取を実現しているとされています。特に、買取実績は多いものの個別の買取価格公開数が少ないため、事前にWebでの仮査定を利用して目安を確認すると良いでしょう。状態の良いタイヤであれば高値がつくこともあり、例えば、スタッドレス付きホイールで3シーズン使用したものでも1万3千円で買い取られた実績があります。大手ならではの信頼性と査定の質を重視する方には、オートバックスセコハン市場が適した買取先と言えるでしょう。
おいくらの一括査定で比較検討
不要になったタイヤの売却を考える際、複数の業者から最も有利な条件を見つけるために役立つのが、おいくらの一括査定サービスです。これは、全国のリサイクルショップ最大20店舗から一度に査定を受けられる買取比較サービスであり、利用者が最も高く買い取ってくれる業者を効率的に見つけられるよう設計されています。
サービスの仕組みと利便性
おいくらの利用は非常に簡単です。売りたいタイヤの情報と簡単な個人情報をウェブフォームに入力するだけで、複数のショップから査定額の提示を受けることができます。この際、店頭買取、宅配買取、出張買取の3種類の買取方法から希望するものを選択し、対応する業者に絞り込むことも可能です。査定依頼は無料で、売却先が決定するまで一切費用が発生しないため、気軽に利用できるのが大きな強みです。特に、大型のタイヤや複数本をまとめて処分したい場合には、自宅で完結する出張買取が便利だとされています。
高価買取への貢献
買取価格は各業者の査定基準や在庫状況によって変動するため、複数の業者に依頼して相見積もりを取ることが、タイヤを高く売るための重要なコツです。おいくらを利用すれば、この相見積もりを効率的に行い、査定額が一番高い業者に売却することが可能になります。また、おいくらを運営するマーケットエンタープライズは約20年にわたる買取実績を持ち、年間33万件以上の依頼をこなしているため、その信頼性も高いと言えるでしょう。
タイヤ以外にも不要な不用品をまとめて売りたい場合にも適しており、引っ越しや車の買い替え時などに一括で整理できる利点があります。実際に、LEXANI JOHNSON2のタイヤ4本セットが105,000円前後、ミシュランの新車外しタイヤ4本セットが50,000円前後で買い取られた実績も存在します。
このように、おいくらは「どこに売れば一番得なのか分からない」「時間をかけずに高く売りたい」といったニーズに応える最適な選択肢の一つです。たとえ一つの業者に買取を断られても、他の業者で買い取ってもらえる可能性があるため、諦めずに複数査定を試すことが推奨されています。
タイヤ売るならどこがいい?タイヤ売却のポイント
- 高く売れるタイヤの条件
- スタッドレスタイヤの最適な売り時
- 有名メーカータイヤと新車外し品の価値
- タイヤの売却方法:店頭買取、宅配買取、出張買取
- 個人売買(フリマサイト・オークション)の活用
- タイヤの梱包と発送方法
- 複数の業者への相見積もりの重要性
- 買取が難しいタイヤと処分方法
高く売れるタイヤの条件
不要になったタイヤを少しでも高値で売却するためには、いくつかの重要な条件やコツがあります。これらのポイントを押さえることで、査定額のアップにつながる可能性があります。
セット本数とタイヤの状態
タイヤは通常、車両に4本必要となるため、買取においても4本または2本のセットで売却することが基本です。1本のみの買取は需要が低く、ほとんどの業者で買取対象外となるか、非常に低い価格しか付かない場合があります。特に、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤは4本1セットとして扱われることがほとんどです。
また、タイヤを良い状態で保つことも重要です。査定に出す前には、土や埃をきれいに洗い流し、清潔な状態にしておくことで良い印象を与えられます。さらに、新品のタイヤを保管している場合は、ラベルを剥がさずに置いておくと、未使用品であることの証明となり、数千円高く買い取ってもらえる可能性があります。
製造年と劣化状況
タイヤは使用の有無にかかわらず時間とともに劣化するため、製造年からの経過年数が短いほど高価買取が期待できます。 一般的に、買取業者ではタイヤの製造年週(例: 2022年7週目を示す「07/22」)を確認しており、溝の深さやスタッドレスタイヤの場合は硬度なども含めて価値が判断されます。
ひび割れなどの劣化が進んでいたり、残り溝が少ない(スリップサインが出ている、または溝の深さが6mm以下など)タイヤは買取不可となることが多いので注意が必要です。特にスタッドレスタイヤは、製造から3年(3シーズン)程度が寿命の目安とされており、4年以上前のものは買取不可となる場合があります。
メーカーと種類
ミシュランやブリヂストンといった有名メーカーのタイヤは、高い需要があるため高値で取引される傾向にあります。 その他、高価買取が期待できる主なメーカーには、ヨコハマタイヤ、ダンロップ、トーヨータイヤ、ファルケン、グッドイヤー、コンチネンタル、ピレリなどが挙げられます。これらのメーカーのタイヤは、たとえ多少擦り減っていても買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
また、新車外しのタイヤも高価買取の対象となります。これは、新車購入後すぐにインチアップなどの理由で取り外された、ほぼ未使用の純正タイヤを指し、新品ではないものの未使用品として中古市場で非常に人気があります。純正ホイールと合わせて早めに売却を検討すると良いでしょう。
売却のタイミング
タイヤの種類によって、売却に適した時期があります。スタッドレスタイヤは、本格的な冬が来る前の10月から11月頃に需要が高まるため、この時期に査定に出すと査定額がアップする傾向にあります。夏場に売却すると損をする可能性があるので、保管スペースがある場合は時期を待つのが賢明です。一方、ノーマルタイヤは年間を通して需要がありますが、スタッドレスタイヤからの履き替えが進む春先(4月から5月頃)に売却すると、さらに需要が高まります。
複数業者への査定依頼
買取価格は各業者の査定基準や在庫状況によって変動するため、複数の買取業者に査定を依頼し、相見積もりを取ることが最も重要です。これにより、最も高く買い取ってくれる業者を効率的に見つけることができます。
おいくらのような一括査定サービスを利用すれば、売りたいタイヤの情報を一度入力するだけで、複数のリサイクルショップから査定額の提示を受けることができ、手間なく比較検討が可能です。電話、Web、LINEでの事前査定に対応している業者も多いため、手軽に概算の買取金額を把握することもできます。業者によっては特定のメーカーの買取強化キャンペーンを実施していることもあるため、比較検討は非常に大切です。
なお、宅配買取で査定を依頼し、査定額に納得がいかずにキャンセルする場合、返送料が自己負担となる可能性があるため注意が必要です。
スタッドレスタイヤの最適な売り時
不要になったスタッドレスタイヤを売却する際、最も高く買い取ってもらうためには、売却の時期を慎重に見極めることが重要です。タイヤの需要は季節によって大きく変動するため、適切なタイミングで査定に出すことが査定額アップにつながります。
需要が高まる「冬に入る前」が最適期
スタッドレスタイヤは、その性質上、冬場に需要が集中するため、本格的な冬の到来を前にした時期に売るのが最も有利です。具体的には、9月以降10月末くらいまで、または10月から11月頃に査定に出すことで、その後の需要を見越して査定額がアップする傾向にあります。この時期に売却できれば、売る側も買う側も余裕を持って取引を進められるでしょう。
夏場の売却は避けるべき
一方で、夏場にスタッドレスタイヤを売却すると、非常に損をする可能性があります。これは、買取業者が冬まで商品を保管する必要があるため、その分の保管料が買取価格から差し引かれることに起因します。したがって、スタッドレスタイヤが不要になったとしても、保管スペースがあるのであれば、夏場は避け、需要が高まる10月頃まで待ってから売却を検討するのが賢明です。
個人売買と寿命の考慮
フリマサイトやオークションサイトなどの個人売買を利用する場合は、冬本番に向けて準備を始める11月末や12月頃、あるいはスキー旅行などを計画している都会の購入者層をターゲットにするのであれば12月以降に出品することで、より高値で売れる可能性もあります。業者に売却するよりも個人売買の方が高く売れる傾向にあるとされています。
また、スタッドレスタイヤの寿命はおおよそ3年(3シーズン)程度が目安とされており、この期間内に売却することが推奨されます。製造年からの経過年数が短いほど高価買取が期待でき、製造年週(例: 2022年7週目を示す「07/22」)はタイヤの価値を決める重要な要素となります。溝の深さが十分に残っていることも、買取価格を上げる条件の一つです。製造から3年以上経過したスタッドレスタイヤは、買取不可となる業者や、非常に安い価格しかつかない場合が多いです。
有名メーカータイヤと新車外し品の価値
不要になったタイヤを売却する際、その買取価格は、タイヤのメーカーや種類、さらには「新車外し品」であるかどうかに大きく左右されることがあります。適切な知識を持つことで、より高値での売却が期待できます。
有名メーカータイヤの需要
ミシュランやブリヂストンに代表される有名メーカーのタイヤは、その品質とブランド力から市場での需要が高く、結果として高価買取される傾向にあります。特に高価買取が期待できるメーカーとしては、ヨコハマタイヤ、ダンロップ、トーヨータイヤ、ファルケン、グッドイヤー、コンチネンタル、ピレリなどが挙げられます。これらのメーカーのタイヤであれば、たとえ多少擦り減っていても買い取ってもらえる可能性が高いとされています。同じサイズのタイヤであっても、有名メーカー製であるというだけで需要が高まり、買取価格もアップする傾向にあります。
ただし、買取業者によっては特定の有名メーカーのみを買取対象としている場合があるため、事前に確認が必要です。また、ピレリPゼロのような高性能タイヤであっても、ひび割れなどの劣化が見られると買取価格は低くなる可能性があります。一方で、TOYOやピレリに対して「効かない」と感じる人もおり、ブリヂストン、ダンロップ、ヨコハマの方が優れているという個人的な感覚を持つケースも存在します。
新車外し品の特別な価値
新車外しとは、新車購入後すぐに別のタイヤやホイールに交換するために取り外された、ほぼ未使用の純正タイヤやホイールのことを指します。これらは新品ではないものの、使用感がほとんどないため中古市場で非常に人気があり、高価買取の対象となります。新車から外されたタイヤは純正パーツとして扱われるため、普通の中古タイヤと比較して予想以上に高値で売れる可能性があります。そのため、もし自宅に新車から外したタイヤが余っている場合は、純正ホイールと合わせて早めに売却を検討することが推奨されます。ただし、ディーラーの下取りにおいては、純正のアルミホイールとタイヤが装着されている状態が最も高く評価される傾向にあります。
価値を最大化するためのポイント
タイヤの価値を最大限に引き出すためには、いくつかの共通したポイントがあります。
まず、未使用品のタイヤを保管している場合は、ラベルを剥がさずに置いておくことが重要です。ラベルは未使用品であることの証明となり、ラベルがあるかないかでは買取価格に数千円の差が生まれる可能性があります。
次に、タイヤは使用の有無にかかわらず時間とともに劣化していくため、売ると決めたらできるだけ早く買い取ってもらうことが望ましいです。製造年からの経過年数が短いほど、高価買取が期待できます。
そして最も重要なのは、複数の買取業者に査定を依頼し、相見積もりを取ることです。買取価格は各業者の査定基準や在庫状況によって変動するため、複数の業者を比較することで、最も高く買い取ってくれる業者を効率的に見つけることができます。
おいくらのような一括査定サービスを利用すれば、一度の申し込みで複数のリサイクルショップから査定額の提示を受けることが可能で、手間なく比較検討が進められます。電話、Web、LINEなどでの事前査定を活用することで、手軽に概算の買取金額を把握することもできます。また、業者によっては特定のメーカーの買取強化キャンペーンを実施している場合もあるため、これらの情報を比較検討することが非常に大切です。ただし、宅配買取で査定に納得がいかずキャンセルする場合、返送料が自己負担となる可能性があるため注意が必要です。
タイヤの売却方法:店頭買取、宅配買取、出張買取
タイヤを売却する方法は複数あり、それぞれに異なる利便性と特徴があります。ご自身の状況や希望に合わせて最適な売却方法を選ぶことが、手間を省き、より良い価格で売却するために重要です。主な売却方法としては、店頭買取、宅配買取、出張買取の3種類が挙げられます。
店頭買取
店頭買取は、売却したいタイヤをご自身で買取業者の店舗に持ち込む方法です。
メリット
- 査定後、その場で現金を受け取れるため、スピードを重視する方には最も適しています。
- 査定スタッフと直接対面して説明を受けたり、価格交渉を行ったりできる安心感があります。
- タイヤの買取と同時に新しいタイヤを購入する場合、その場で付け替えなどの手続きも可能です。
デメリット
- タイヤは大きくて重いため、ご自身で店舗まで運搬する手間と労力がかかります。
- 店舗の営業時間内に持ち込む必要があるため、忙しい方には不便を感じる場合があります。
- 近くに店舗がない場合は利用が難しく、また他と比較して査定額が安くなる傾向があることも留意すべき点です。
宅配買取
宅配買取は、タイヤを梱包して買取業者に発送し、査定・買取をしてもらう方法です。
メリット
- 自宅にいながら査定から入金まで全て完結できるため、手軽さが魅力です。
- ご自身の都合に合わせて梱包や発送作業ができるため、忙しい方でも利用しやすいでしょう。
- 多くの業者で梱包キットの無料送付や集荷サービスが提供されており、発送の手間を軽減できます。
- 全国の業者から選択できるため、幅広い比較が可能です。
デメリット
- タイヤの梱包作業自体が大変である点が挙げられます。
- 現金化までにおおよそ1週間程度の時間がかかるため、即金性には劣ります。
- 査定額に納得がいかずキャンセルする場合、返送料が自己負担となる可能性があるため注意が必要です。
出張買取
出張買取は、買取業者のスタッフがご自宅に直接訪問し、その場でタイヤを査定・買取する方法です。
メリット
- タイヤの梱包や運搬の手間が一切かからず、ご自宅で全てを完結できる点が最大の特徴です。
- 出張日を指定できるため、ご自身の都合の良いタイミングで査定を受けられます。
- 査定後、その場で現金にて支払いが行われることが多く、スピーディーな現金化が可能です。
- 大型のタイヤや複数本のタイヤをまとめて売却したい場合に特に便利です。
- 多くの業者が出張料や査定料を無料で提供しています。
デメリット
- 出張買取サービスを提供している業者が店頭買取や宅配買取に比べて少なく、また対応エリアが限られる場合があるため、お住まいの地域によっては利用できない可能性があります。
- その場で即決を求められるケースもあるため、比較検討の時間をゆっくり取りたい方には不向きかもしれません。
これらの売却方法の中から、ご自身の時間的制約、手間をかけたくない度合い、そして希望する買取価格などを考慮して最適な方法を選ぶことが、満足のいくタイヤ売却につながるでしょう。また、いずれの買取方法を選ぶにしても、査定料や出張料、配送料などの手数料が無料であるか事前に確認することが重要です。
個人売買(フリマサイト・オークション)の活用
不要になったタイヤを売却する際、専門業者への買取依頼だけでなく、フリマサイトやオークションサイトといった個人売買のプラットフォームを活用することも有効な選択肢となります。これらの方法には、価格設定の自由度や高値での売却が期待できる一方で、手間やトラブルのリスクが伴うため、ご自身の状況に合わせて検討することが重要です。
主な個人売買プラットフォーム
- メルカリ・ヤフオク: これらのサイトでは、出品者が価格を設定できるフリマ形式(メルカリ)と、購入者側が価格を決めるオークション形式(ヤフオク)があります。フリマサイトでは価格設定の自由度が高く、運が良ければ思わぬ高値で売れる可能性も秘めています。また、商品が購入される前であれば出品を取り消すことも可能です。ヤフオクでは、出品者が直接買取業者とやり取りするよりも高額で売れる可能性があります。特に、雪国の人々が相場を知っている一方で、スキーに行く都会人にスタッドレスタイヤを売ると高く売れるという意見もあります。
- ジモティー: 地域密着型のサービスであり、手渡しでの取引も可能なため、送料や梱包の手間を省きたい場合に検討できます。自宅まで引き取りに来てもらえる可能性もあります。
個人売買のメリット
個人売買の最大のメリットは、業者に売却するよりも高く売れる可能性が高い点です。特に、新車購入後すぐに取り外された「新車外し品」の純正タイヤやホイールは、ほぼ未使用であるため中古市場で非常に人気があり、高価買取が期待できます。また、一般の買取店では1本のみのタイヤは買取対象外となることが多いですが、ネットオークションであれば1本からでも売却できる場合があります。
個人売買のデメリットと注意点
一方で、個人売買にはいくつかのデメリットと注意点があります。最大の懸念点は、出品から発送まですべてご自身で行う必要があるため、非常に手間がかかることです。特にタイヤは大きくて重いため、梱包作業が大変な場合があります。売れるまでタイヤを保管しておく場所も必要です。
また、販売手数料が差し引かれるほか、送料が別途発生する場合があり、特にタイヤの送料は高額になることもあります。送料込みの価格設定にすると、その分手数料も引かれる点に注意が必要です。
さらに、購入者との直接のやり取りが必要となるため、個人情報が相手に伝わる可能性があるほか、商品の状態に関する説明不足や認識の相違から、販売後にトラブルに発展するリスクも存在します。タイヤに関する知識が全くない状態でオークションを利用すると、後々問題が発生した際に泣きを見ることがあるため、注意が必要です。
高値売却のための具体的なヒント
個人売買でタイヤを高く売るためには、いくつかのポイントがあります。
売却のタイミング
- スタッドレスタイヤ: 冬が本格化する前の9月以降10月末くらいまでが最適な売り時とされています。11月に入ると冬準備が慌ただしくなるため、それまでに売却できると余裕を持って取引できるでしょう。また、雪が降る地域では12月以降も需要が高まるため、ヤフオクに出品するのも良いとされています。
- 夏タイヤ: 年中需要はありますが、スタッドレスタイヤからの履き替えが増える春先(2月中旬以降、特に4月か5月)に売却すると、需要が高まりやすくおすすめです。
タイヤの状態
- 製造年と溝の深さ: タイヤの価値は、溝の深さ、製造年週、硬度(スタッドレスの場合)、サイズ、メーカー、商品名によって決まります。製造年からの経過年数が短いほど高く売れ、溝が多く残っている(スリップサインが出ていない)ことも重要です。
- 未使用品のラベル: 新品のタイヤを保管している場合は、ラベルを剥がさずにおきましょう。ラベルは未使用品の証明となり、有無で買取価格に数千円の差が出る可能性があります。
- 清掃: 売却前には、タイヤの土やほこりをきれいに洗い流し、清潔な状態にしておくことが推奨されます。
販売形式
- 2本または4本セット: タイヤは4本揃って購入されることが多いため、4本セット、または少なくとも2本セットで売る方が、査定額アップにつながりやすいです。3本で査定に出すと、2本分として扱われたり、買取不可となる可能性もあります。
- ホイール付き: ホイールが付いているタイヤは、ホイール単品で売るよりも高く買い取ってもらえる傾向にあります。
情報提供
出品時には、メーカー名、残山(減り具合)、製造年、購入した時期、使用期間、装着していた車種のタイプ(例:BMWのどのタイプ)など、できるだけ詳細な情報を提供することが、購入者の安心感につながり、売却しやすくなります。タイヤの製造年週はタイヤの外側に「07/22」(2022年7週目)のように記載されているため、証明書は不要です。
梱包と発送の実際
個人売買でタイヤを送る場合、梱包と発送に工夫が必要です。
梱包方法
タイヤは「1本ずつ」梱包するのが基本です。ホイールに傷がつかないよう、ダンボールで包んで固定し、間にエアパッキン(プチプチ)を挟むのがおすすめです。また、ビニールバンドを使用して2本を1組にまとめることもできます。
配送サービス
- ヤマト便: タイヤの配送で最も手軽で定番なのがヤマト運輸のヤマト便です。クロネコヤマトよりも送料が安く済み、自宅まで集荷に来てもらうことも可能です。
- 佐川急便: 佐川急便も利用可能で、最大50kgまでの荷物を扱います。
- メルカリ便: メルカリ独自の「らくらくメルカリ便」は160サイズまで対応していますが、タイヤ1本で160サイズになるため、4本セットの場合は1本ずつ4回に分けて出品する必要があります。また、「梱包・発送たのメル便」は出品時から設定しておかないと利用できません。
送料の支払い
送料は購入者負担の着払いにすると安全性が高まりますが、着払い設定を事前に明記しないとトラブルの原因になることもあるため注意が必要です。
タイヤの梱包と発送方法
個人売買でタイヤを売却する際、商品の梱包から発送までご自身で行う必要があるため、いくつかの工夫と注意が必要です。特にタイヤはサイズが大きく重量があるため、適切な方法を知っておくことがスムーズな取引につながります。
タイヤの梱包
タイヤを発送する際は、基本的に1本ずつ梱包するのが望ましいとされています。ホイールが付属している場合は、傷つきを防ぐためにダンボールで包んで固定し、さらにエアパッキン(プチプチ)を挟むことが推奨されます。また、複数本をまとめて送る場合は、ビニールバンドを使用して2本を1組にまとめる方法もあります。一部の運送会社では、梱包用ラップをぐるぐる巻きにするだけでも対応可能な場合があるようです。売却前には、タイヤの土やほこりを洗い流し、清潔な状態にしておくことが印象を良くするために役立ちます。汚れていても、90Lのゴミ袋に1本ずつ入れることで、運搬時の汚れ対策が可能です。
主要な発送サービス
タイヤの発送には、いくつかの主要な配送サービスが利用できます。
- ヤマト便: タイヤの配送において最も手軽で一般的な選択肢とされています。通常のクロネコヤマトよりも送料が安価に抑えられる傾向があり、自宅への集荷サービスも利用できるため便利です。
- 佐川急便: ヤマト便と同様に利用可能で、最大50kgまでの荷物を扱えます。
- メルカリ便: メルカリ独自の配送方法「らくらくメルカリ便」は、160サイズまでの荷物に対応しています。ただし、タイヤ1本で160サイズになることが多いため、4本セットを送る場合は1本ずつ4回に分けて出品する必要があります。「梱包・発送たのメル便」を利用する場合は、出品時からこの設定をしておく必要があり、まとめて4本を送るのには向いていない場合があります。
送料と個人情報に関する考慮事項
タイヤはかさばるため、送料が高額になる可能性があります。送料を巡るトラブルを避けるため、購入者負担の着払いを設定し、その旨を事前に明記することが推奨されます。送料込みの価格設定にする場合、販売手数料がその送料分からも差し引かれる点に注意が必要です。また、一般の送付状を使用する発送方法では、出品者の氏名や住所といった個人情報が購入者に伝わる可能性があるため、この点も考慮に入れるべきでしょう。
複数の業者への相見積もりの重要性
不要になったタイヤを売却する際、最も良い条件で手放すためには、複数の買取業者から査定を受け、比較検討する「相見積もり」が非常に重要です。タイヤの買取価格は、各業者の査定基準や在庫状況によって大きく変動するため、手間をかけずに高値で売却するためには欠かせないプロセスです。
相見積もりの必要性
同じタイヤであっても、業者によって提示される買取価格は異なることが多く、人気のあるタイヤであれば数千円の差が出ることも珍しくありません。そのため、複数の業者に査定を依頼し、最も高い査定額を提示した業者を選ぶことが、高値売却への近道となります。
また、業者への売却は「二束三文」にしかならないという意見もありますが、個人売買(ヤフオクやメルカリなどのフリマサイト・オークションサイト)の方が高値で売れる可能性は確かに高い傾向にあります。しかし、個人売買には梱包や発送、購入者とのやり取りといった手間やトラブルのリスクが伴うため、手間なくスムーズに売却したい場合は業者を活用することになります。その際、業者間での価格差を把握し、少しでも高値で売るために相見積もりが有効となるのです。
相見積もりの具体的な方法
複数の業者から査定額を得るには、いくつかの方法があります。
一括査定サービスの活用
- おいくら: 全国最大20店舗のリサイクルショップから一括で査定を受けられる買取比較サービスです。売りたいタイヤの情報をフォームに入力するだけで、複数のショップから査定額の提示を受けられ、最も高く買い取ってくれる業者を効率的に見つけられます。査定依頼もキャンセルも無料で行えます。
- 高く売れるドットコム: こちらも総合買取サービスで、事前査定で買取金額の目安を把握でき、送料や査定料などの手数料はすべて無料です。
個別査定の依頼
- 電話、メール、LINEなどを利用した事前査定に対応している業者に直接問い合わせることで、おおよその買取金額を教えてもらうことができます。オートバックス セコハン市場のように、事前にタイヤの写真を送るだけで査定を依頼できるサービスもあります。
- 近隣に中古タイヤを買い取っている実店舗がある場合は、直接持ち込んで査定してもらうのも一つの方法です。
相見積もりにおける注意点
相見積もりを行う際には、いくつかの点に注意が必要です。
- 手数料の確認: 宅配買取の場合、査定額に納得できずにキャンセルした場合、返送にかかる配送料を自身で負担することになる可能性があるため、事前に手数料について確認しておくことが重要です。
- 業者ごとの条件確認: 買取業者によっては、特定のメーカーのタイヤのみを買取対象にしていたり、特定のメーカーの買取を強化するキャンペーンを行っていたりする場合があります。自身のタイヤが対象となるか、事前に各業者のホームページで確認することが賢明です。また、問い合わせて直接確認するのも良いでしょう。
これらの方法を駆使して相見積もりを行うことで、不要なタイヤをより納得のいく価格で売却できる可能性が高まります。
買取が難しいタイヤと処分方法
不要になったタイヤを売却しようとしても、その状態や種類によっては買取が難しく、最終的に処分が必要となる場合があります。しかし、タイヤは適切な方法で処分しなければならず、費用も発生します。
買取が難しいタイヤとは
タイヤの買取価格は、製造年週、溝の深さ、タイヤの状態、セットの本数、ブランドなどによって大きく左右されます。以下のような条件に当てはまるタイヤは、買取が難しい、または非常に安価になる傾向があります。
- 製造年が古い・劣化しているタイヤ: タイヤは使用の有無にかかわらず、時間とともにゴムが劣化します。特に製造から5年以上経過したスタッドレスタイヤは買取不可とされることが多く、たとえ未使用品であっても製造年が古いという理由で買取を断られる場合があります。ひび割れや硬化が見られるタイヤも、安全性の問題から買取対象外となることが多いです。
- 溝が少ないタイヤ: タイヤの残り溝が少ない場合、買取は非常に困難になります。特にスリップサインが出ているタイヤや、走行距離が2万キロを超えるタイヤは買取不可とする業者が多いです。一部の業者では、溝の深さが6mm以下であると買取対象外となる厳しい基準を設けていることもあります。
- セットではないタイヤ: タイヤは通常4本セットで使われるため、買取業者も4本または2本のセットでの買取を基本としています。1本や3本といった半端な本数のタイヤは需要が低く、ほとんどの業者で買取対象外となるか、買い取ってもらえたとしても非常に安価(1本あたり数百円程度)にしかならないことが多いです。
- その他: 特定のブランドではないタイヤや、鉄製のホイール(てっちん)が付いているタイヤも、買取価格が低くなる傾向にあります。また、ホイールに大きな傷や腐食がある場合も、減額や買取不可となる要因です。
タイヤの主な処分方法
買取が難しいと判断されたタイヤでも、自治体の一般ごみ回収に出すことはできません。タイヤは「処理困難物」に指定されており、不法投棄は罰則や罰金の対象となるため、適切な方法で処分する必要があります。処分には費用が発生するのが一般的ですが、状況によって最適な選択肢が異なります。
専門業者・店舗での処分
- カー用品店やタイヤ販売店: オートバックス、イエローハット、タイヤ館などのカー用品店やタイヤ専門店では、不要なタイヤの処分を受け付けています。新しいタイヤを購入する際に、古いタイヤを無料で引き取ってくれる場合があります。処分のみの場合は、1本あたり300円から700円程度の処分料がかかることが多いです。
- 中古タイヤ販売店: 買取が難しい状態のタイヤでも、処分として引き取ってくれる場合があります。処分料がかかることがあるので、事前に確認しましょう。
ガソリンスタンド・整備工場・ディーラー
これらでもタイヤの処分を受け付けています。特にガソリンスタンドでは、タイヤをホイールから外して処分する場合、1本あたり300円程度で対応してくれることがあります。
金属買取業者(ホイールのみ)
タイヤのゴム部分が劣化していても、アルミホイールは金属として価値があるため、金属買取業者に売却できる場合があります。ただし、この場合、タイヤをホイールから外す必要があり、その工賃が発生することがあります。鉄ホイールは金属としての価値が低く、買取ではなく無料引き取りになることが多いです。
不用品回収業者
タイヤを含む不用品をまとめて処分したい場合に利用できますが、1本あたり700円ほどと費用が高めになる傾向があります。
どの方法を選ぶにしても、事前に費用や条件を電話などで確認することが賢明です。廃棄費用がかかる場合でも、「誰かに使ってもらえれば」という思いから処分を選ぶ人もいます。
タイヤ売るならどこがいい?業者選びと売却方法:まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 不要なタイヤは保管の手間や処分費用を考えると売却が賢明だ
- タイヤは自治体で回収されない「処理困難物」に指定されている
- 買取方法には店頭、宅配、出張がありライフスタイルで選ぶ
- 中古タイヤやカー用品の専門業者を選ぶと適正価格が期待できる
- 宅配や出張買取では各種手数料が無料の業者を選ぶべきだ
- 事前査定で複数の業者から買取価格の目安を把握できる
- 長年の買取実績があり信頼できる業者を選ぶと安心だ
- イエローハットでは店頭買取が主で条件がある
- アップガレージは多様な買取方法と事前査定が強みだ
- タイヤ買取ナンバーワンは1本からの買取も可能で専門性が高い
- オートバックスセコハン市場は大手ならではの安心感がある
- おいくらの一括査定で最も高く買い取る業者を見つけられる
- 高く売れるタイヤは製造年が新しく溝が十分にある4本セットだ
- スタッドレスタイヤは冬に入る前、夏タイヤは春先が売り時である
- 個人売買は高値が期待できるが梱包や発送の手間がかかる
- 買取が難しいタイヤは専門業者やガソリンスタンドで処分できる
- 処分には1本あたり300円から700円程度の費用が発生する