レジャー

オーストラリア旅行に行くならどこがいい?人気の観光スポットガイド

※記事内に広告を含む可能性があります。

オーストラリアは、多様な自然環境と魅力的な都市が融合した観光大国です。初めて訪れる方からリピーターまで、訪れる場所によって異なる体験ができるのが魅力です。この記事では、オーストラリア旅行に行くならどこがいいかとお考えの方に向けて、各都市や観光地の特徴をご紹介します。

  1. 主要都市の特徴と魅力が理解できる
  2. 自然遺産や絶景スポットを知ることができる
  3. 各地域のアクティビティや楽しみ方がわかる
  4. 旅行の目的別におすすめの場所を選べるようになる

オーストラリア旅行に行くならどこがいい?人気の都市や観光地

  • オーストラリアの多様な魅力を楽しもう
  • シドニー:都市と自然が調和する魅力あふれる街
  • メルボルン:ヨーロッパの風を感じる芸術とグルメの街
  • ブリスベン:落ち着いた雰囲気と好アクセスが魅力の都市
  • ケアンズ:グレートバリアリーフと熱帯自然の楽園
  • ゴールドコースト:ビーチとエンタメが詰まったリゾート都市
  • パース:美しい海と穏やかな時間が流れる西海岸の街
  • グリーン島:グレートバリアリーフに浮かぶ青と緑の楽園
  • ウルル(エアーズロック):大地の中心で出会う神聖な絶景
  • タスマニア:手つかずの自然と出会う静かな島旅

オーストラリアの多様な魅力を楽しもう

広大な国土を誇るオーストラリアは、訪れる地域によってまったく異なる表情を見せてくれる、多彩な魅力にあふれた旅先です。南北に長く伸びる大陸には、熱帯から温帯までさまざまな気候帯が広がっており、その土地ならではの自然や文化を体験することができます。

青く輝く海に囲まれたビーチリゾートでは、開放的な空気の中でのんびりと過ごすことができ、忙しい日常を忘れてリフレッシュするのにぴったりです。一方、シドニーやメルボルンなどの都市部では、モダンな建築や美術館、レストランなどが集まり、観光やショッピングを楽しむには最適の環境が整っています。

また、オーストラリアは自然遺産の宝庫でもあります。グレートバリアリーフやウルル(エアーズロック)など、世界的にも有名な大自然の絶景を間近で感じられる場所が数多くあります。アウトドアやアドベンチャーを好む方には、こうした大自然の中でのアクティビティもおすすめです。

この記事では、オーストラリア各地の代表的な都市や地域の特徴と、それぞれのエリアで体験できるアクティビティについて詳しくご紹介していきます。自分に合った旅のスタイルを見つけるヒントとして、ぜひ参考にしてください。

シドニー:都市と自然が調和する魅力あふれる街

シドニーは、オーストラリアを代表する都市のひとつで、その美しい港と個性的な建築物が世界中の旅行者を魅了しています。シドニー湾に浮かぶように建つオペラハウスや、堂々としたハーバーブリッジは、訪れたら必ず目にしておきたい名所です。これらの景色は陸から眺めるのはもちろん、フェリーに乗って海上から見るとまた違った魅力があり、特に夕暮れ時は絶景です。

ショッピングと街歩きを楽しむ

街の中心部では、活気あるショッピングや街歩きが楽しめます。歴史的な雰囲気が漂うロックス地区では、石造りの建物が並び、散策するだけで当時の面影を感じることができます。近代的なショッピングモールとして人気のクイーンビクトリアビルやウエストフィールド・シドニーでは、ファッションや雑貨、グルメなど幅広いジャンルの買い物が楽しめます。街のあちこちにはスタイリッシュなカフェやレストランも多く、ひと息つくのにも困りません。

気軽に楽しめる大自然

都市の魅力だけでなく、自然も身近に感じられるのがシドニーの大きな特徴です。市内から日帰りで訪れることができるブルーマウンテンズ国立公園は、ユーカリの香りが漂う山々が青く霞むように見える風景で有名です。スリーシスターズと呼ばれる奇岩や、整備されたハイキングコースを歩けば、都会の喧騒を忘れて大自然に浸ることができます。

ビーチと動物たちとのふれあい

シドニーには美しいビーチも点在しています。ボンダイビーチやマンリービーチは、海水浴やサーフィンが楽しめる定番スポットで、晴れた日には地元の人々や観光客でにぎわいます。ビーチ沿いをのんびり散歩するだけでも、海風が心地よく、リフレッシュできます。

動物に触れたい方には、サーキュラーキーからフェリーでアクセスできるタロンガ動物園もおすすめです。ここではカンガルーやカモノハシなど、オーストラリアならではの動物たちを間近で見ることができます。ただし、ニューサウスウェールズ州ではコアラを抱っこすることができない点には注意が必要です。

メルボルン:ヨーロッパの風を感じる芸術とグルメの街

メルボルンは、ヨーロッパの雰囲気が漂う洗練された都市です。石畳の道や歴史ある建物が街のあちこちに残っており、歩いているだけで異国情緒を感じることができます。街全体が落ち着いた空気に包まれており、のんびりとした散策にぴったりです。

カフェ文化と多彩な食の楽しみ

メルボルンでは、独自のカフェ文化が深く根付いています。こだわりのコーヒーを提供するおしゃれなカフェが街中に点在しており、地元の人々の間でもコーヒーは生活の一部。お気に入りのカフェでゆったりと過ごす時間も、旅の大きな楽しみになるでしょう。

また、多民族文化が色濃く表れるメルボルンでは、世界各国の本格的な料理を味わうことができます。レストランのバリエーションも豊富で、アジア、中東、ヨーロッパなど、さまざまな国の味を一つの街で楽しめるのは大きな魅力です。隠れ家的な個性的な飲食店も多く、食べ歩きを目的にした旅にも最適です。

郊外に目を向けると、ヤラバレーがグルメ旅の次なる目的地としておすすめです。豊かな自然に囲まれたこの地域には数多くのワイナリーが点在し、地元の食材を活かした料理とともに美味しいワインを味わえます。中でも、有名なモエ・エ・シャンドンのオーストラリア拠点である「シャンドン」は、ワイン好きにはぜひ訪れてほしいスポットです。

ビーチと絶景ドライブを楽しむ

メルボルン市内からアクセスしやすいビーチも、旅のひとときを彩ります。セントキルダビーチは開放感あふれる雰囲気で、海辺をのんびり散歩したり、周辺のカフェでひと休みしたりするのにぴったりです。ブライトンビーチでは、カラフルなビーチ小屋が並ぶ光景がフォトスポットとしても人気です。

さらに、メルボルンから日帰りで行ける絶景ルートとして知られているのがグレートオーシャンロードです。切り立った海岸線と力強い波が織りなす景観は息をのむ美しさで、奇岩群「十二使徒」など、自然のダイナミックな造形美を間近で楽しめます。レンタカーやツアーでのドライブ旅におすすめです。

旅行時期と注意点

メルボルンはオーストラリア南部に位置しているため、季節によって気温差があります。4月から5月、または7月から8月にかけては比較的冷え込むことがあるため、旅行の時期によって服装や予定を調整することが大切です。

また、ビクトリア州に属するメルボルンでは、州の規定によりコアラを抱っこすることはできません。コアラとのふれあいを旅の目的にしている場合は、他の州を訪れることを検討すると良いでしょう。

ブリスベン:落ち着いた雰囲気と好アクセスが魅力の都市

オーストラリア東海岸に位置するブリスベンは、クイーンズランド州の州都であり、多くの人々が行き交う主要都市のひとつです。ただし、観光都市としての印象は、シドニーやメルボルンとは少し異なります。ブリスベンはどちらかといえば穏やかで落ち着いた空気が漂う街で、静かに過ごしたい人にとっては心地よい場所と言えるでしょう。

コンパクトな街で気軽に観光

ブリスベンの中心部は比較的コンパクトで、1日から1日半あれば主要なエリアを巡ることができるとされています。街歩きを楽しんだり、カフェや美しい庭園でくつろいだりするにはちょうど良い規模感です。大規模な歴史的建造物を期待すると少し物足りなさを感じるかもしれませんが、洗練された都市景観や緑豊かな空間が調和しており、穏やかな時間を過ごすには最適です。

近郊へのアクセスが旅の幅を広げる

ブリスベンのもうひとつの魅力は、周辺地域へのアクセスの良さです。電車を利用すればゴールドコーストまでは短時間で移動できるため、ブリスベンを拠点に観光の幅を広げる旅行プランもおすすめです。ゴールドコーストは、にぎやかなビーチやショッピングエリアが魅力の観光地で、日帰りでも十分に楽しめます。

さらに、長距離バスを使えばヌーサやバイロンベイといった人気のビーチリゾートにも足を伸ばすことができますし、飛行機を使えば世界遺産のフレーザー島へ行くことも可能です。ブリスベンは、こうした魅力的な地域を訪れるための起点としても非常に便利な場所です。

穏やかな気候と滞在のしやすさ

ブリスベンは、特に9月頃になると比較的涼しく、快適に過ごしやすい気候となります。年間を通して温暖な気候が続くため、過ごしやすさを重視する人にも向いています。また、都市の落ち着いた雰囲気は、旅行者だけでなく、留学や長期滞在を考えている人にとっても魅力的です。静かな環境で集中して過ごしたいという方には、ぴったりの都市かもしれません。

自分に合った楽しみ方を見つける

ブリスベンは大都市でありながらも、観光地としての派手さや華やかさを求めるよりは、落ち着いた旅を望む人におすすめの場所です。歴史的建造物が多い都市やにぎやかなビーチリゾートと比べると地味に感じるかもしれませんが、静かな街歩きや、そこを拠点に多彩な近郊エリアを巡る旅には適しています。

滞在の目的や興味に応じて、ブリスベンの過ごし方は大きく変わります。街の雰囲気そのものを味わいたい人、周辺の自然豊かな観光地に足を伸ばしたい人、それぞれに合った楽しみ方を見つけることで、ブリスベンならではの魅力を存分に味わうことができるでしょう。

ケアンズ:グレートバリアリーフと熱帯自然の楽園

ケアンズは、世界最大のサンゴ礁であるグレートバリアリーフへの玄関口として知られています。海の魅力を存分に味わえる場所として、ダイビングやシュノーケリングをはじめとするマリンアクティビティが充実しており、色とりどりのサンゴ礁や熱帯魚が織りなす水中の世界は、多くの旅行者を魅了しています。

陸でも楽しめる自然と文化体験

ケアンズ周辺には、グレートバリアリーフ以外にも豊かな自然や見どころが点在しています。キュランダ熱帯雨林には、観光列車「キュランダ鉄道」や、空中から森を見渡せるゴンドラ「スカイレール」に乗ってアクセスすることができます。森の中にあるキュランダ村では、アボリジニ文化に触れることができる施設や、個性的な動植物との出会いが待っています。

また、ケアンズから船で行けるグリーン島などの近隣の島々も人気です。ここでは透明度の高い海でのシュノーケリングや、静かなビーチでのんびりと過ごす時間を楽しめます。日帰りでも気軽に訪れることができるため、滞在中にスケジュールを組みやすいのも魅力です。

温暖な気候と旅行のベストシーズン

ケアンズは年間を通して温暖な気候が続きますが、特に乾季にあたる5月から10月頃が最も過ごしやすい時期です。この時期は雨が少なく、アウトドアでのアクティビティにも最適です。一方、12月頃はオーストラリアの夏にあたり、湿度が高く雨が多くなる可能性があるため、旅行時期を選ぶ際は気候にも注意が必要です。

コアラとのふれあい体験も可能

ケアンズがあるクイーンズランド州は、コアラを抱っこできる数少ない州のひとつです。市内近郊にある動物園や野生動物施設では、こうした体験を提供している場所もあり、オーストラリアらしい思い出づくりにぴったりです。

コンパクトな街と郊外の観光

ケアンズの市街地はコンパクトで、観光スポットやレストランは徒歩圏内に集まっています。気軽に街歩きを楽しむことができる一方で、郊外の自然観光地や島への移動は、オプショナルツアーの利用が一般的です。効率よく観光するには、あらかじめツアーのスケジュールを確認しておくと安心です。

ケアンズは、海と森、文化体験のバランスが取れた自然派の旅行先です。特に海が好きな人、リゾート気分を味わいたい人にとっては、外せない場所のひとつと言えるでしょう。

ゴールドコースト:ビーチとエンタメが詰まったリゾート都市

ゴールドコーストは、オーストラリア東海岸に位置する人気のリゾート地で、美しいビーチとサーフィンの名所として知られています。延々と続く白い砂浜と力強く打ち寄せる波は、サーファーにとって理想的な環境であり、初心者から上級者まで一年中サーフィンを楽しむことができます。海水浴や日光浴にも適しており、のんびりとビーチで過ごしたい方にもぴったりの場所です。

家族連れにも人気のテーマパーク

ゴールドコーストには、エンターテインメントを楽しめる大型テーマパークが数多く集まっています。ワーナーブラザーズ・ムービーワールドやシーワールド、ドリームワールドなど、それぞれに異なる魅力を持つパークがあり、大人から子どもまで一日中飽きずに過ごせます。特に、動物園と遊園地が融合したドリームワールドでは、アトラクションだけでなく、コアラを抱っこする体験も可能です。クイーンズランド州はコアラの抱っこが許可されている数少ない地域のひとつで、思い出づくりにもぴったりです。

自然が演出する幻想的な夜の体験

昼間のアクティビティに加えて、夜にも楽しめるユニークな体験があります。自然の中で光る土ボタルを観察するナイトツアーは、ゴールドコーストならではの幻想的なひとときです。熱帯雨林の静寂の中で、無数の小さな光が瞬く様子は、旅のハイライトになることでしょう。

活気ある街の雰囲気と注意点

ゴールドコーストは、開放的でにぎやかな雰囲気も魅力のひとつです。バーやクラブも多く、夜遅くまで活気にあふれており、パーティー好きな旅行者にも人気があります。その反面、静かな環境でゆっくり過ごしたい方にとっては、エリアや時期によっては少しにぎやかすぎると感じるかもしれません。

特に注意したいのは、11月下旬から12月上旬にかけての「スクーリーズ」と呼ばれる期間です。この時期は、高校を卒業したばかりの若者たちが集まって祝う行事があり、街全体が非常に騒がしくなります。静かな滞在を希望する場合は、この時期を避けるのが賢明です。

ゴールドコーストは、海辺でのアクティビティからテーマパーク、自然体験までそろったエンターテインメント性の高い都市です。アクティブに過ごしたい人や家族旅行には特におすすめの旅行先です。

パース:美しい海と穏やかな時間が流れる西海岸の街

パースは、オーストラリア西海岸に位置し、インド洋に面した開放感あふれる都市です。透き通るような青い海と白い砂浜が広がるビーチは、日常の喧騒を忘れさせてくれるような美しさを誇ります。中でもコテスロービーチは特に有名で、地元の人や観光客に愛されています。もう少しローカルな雰囲気を味わいたいなら、レイトンビーチもおすすめです。これらのビーチでは、日中の海水浴はもちろん、夕方にはインド洋に沈む美しい夕日を眺めることができ、ロマンチックなひとときを過ごすことができます。

ロットネスト島で出会う癒しのクオッカ

パースからフェリーでアクセスできるロットネスト島は、この地域ならではの魅力が詰まったスポットです。島のアイドルとも言えるのが、小さなカンガルーの仲間であるクオッカ。にこやかな表情で知られ、観光客との“自撮り”でも人気です。島内ではサイクリングやシュノーケリングなどのアクティビティも充実しており、自然の中で一日を満喫したい方にぴったりです。

歴史と自然に触れる街歩き

パース近郊にも見どころがたくさんあります。港町フリーマントルは、歴史ある建物と現代的なカフェやショップが融合した、散策に楽しいエリアです。雰囲気のあるマーケットや地元グルメも魅力のひとつです。

市内に戻れば、広大なキングスパークからパースの街並みを一望できます。緑に包まれた園内には遊歩道が整備されており、ゆっくりと自然を楽しみながらの散策に最適です。また、郊外まで足を延ばせば、奇岩が並ぶ不思議な風景で知られるピナクルズへも日帰りで訪れることができます。

落ち着いた雰囲気と暮らすような旅

パースは、シドニーやメルボルンなどの東海岸の大都市に比べると、比較的落ち着いた雰囲気が漂っています。都会のにぎわいから離れ、ゆったりと旅を楽しみたい方にはぴったりの目的地です。ただし、日本からの直行便はなく、乗り継ぎを伴う長時間の移動が必要となる点には注意が必要です。

お土産を探すなら、現地のスーパーマーケットもおすすめです。オリーブオイルや蜂蜜、チョコレート、紅茶など、手頃な価格で地元らしいアイテムを見つけることができます。人々は親切で穏やか、安心して滞在できる環境が整っており、かつては「老後に住みたい街」とも称されたことがあるほど、居心地の良さが魅力です。

パースは、自然と都市のバランスが取れた、美しく静かな旅先です。喧騒を離れて心からリラックスしたいという人にとっては、忘れられない場所となるでしょう。

グリーン島:グレートバリアリーフに浮かぶ青と緑の楽園

ケアンズは、オーストラリア北東部に位置し、世界遺産にも登録されているグレートバリアリーフへの玄関口として知られています。その中でも特に人気の高いスポットのひとつが、グリーン島です。透き通る海と豊かな自然に囲まれたこの島は、ケアンズ滞在中にぜひ訪れたい場所です。

日帰りで行ける気軽なリゾート

グリーン島はケアンズから比較的近く、日帰りでも気軽にアクセスできるのが魅力です。多くの旅行会社がオプショナルツアーを用意しており、船での移動も含めてスムーズに訪れることができます。中には、グレートバリアリーフの他のスポットとあわせて巡るツアーもあり、限られた滞在日数の中でも効率よく楽しむことができます。

海の美しさに魅せられる

グリーン島最大の魅力は、なんといってもその息をのむような海の美しさです。グレートバリアリーフの一部である周辺の海には、カラフルなサンゴ礁と多種多様な熱帯魚が広がり、まるで別世界に入り込んだかのような感覚を味わえます。シュノーケリングを通して、手軽にその水中の絶景を体験することができ、初心者からリピーターまで多くの旅行者を魅了しています。

ダイビングスポットとしても高く評価されており、本格的に海中探検を楽しみたい方にとっては絶好のロケーションです。

泳げなくても海を楽しめる工夫

泳ぎに自信がない方でも、グリーン島の海の魅力を十分に満喫できます。水中ウォーキングでは、ヘルメットをかぶって海底を歩く感覚が楽しめ、半潜水艦を利用すれば、濡れることなく海中の景色を眺めることができます。誰でも安心して参加できるアクティビティがそろっているのも、この島の人気の理由です。

年中楽しめるマリンアクティビティ

ケアンズ周辺の海は、冬にあたる7月や8月でも比較的温暖で、年間を通してマリンアクティビティが楽しめます。とはいえ、水温が気になる方には、ウェットスーツのレンタルが用意されているツアーも多く、季節を問わず快適な体験が可能です。

グリーン島はまさに、グレートバリアリーフに浮かぶ宝石のような存在です。その美しさと多彩なアクティビティは、訪れる人すべてに特別な思い出を残してくれます。ケアンズを訪れるなら、ぜひこの美しい島へも足を延ばして、自然の素晴らしさを肌で感じてみてください。

ウルル(エアーズロック):大地の中心で出会う神聖な絶景

エアーズロック、アボリジニの言葉で「ウルル」と呼ばれるこの巨大な一枚岩は、オーストラリア大陸のほぼ中央に位置する象徴的な存在です。その堂々とした赤茶色の岩肌は、見る人に圧倒的な存在感を与え、特に夕暮れ時に赤く染まる姿は、息をのむほどの美しさとして多くの人々を魅了しています。

ウルル=カタ・ジュタ国立公園の見どころ

ウルルは、ウルル=カタ・ジュタ国立公園の中にあり、周辺には風によって削られた奇岩群カタ・ジュタ(オルガ岩群)や、切り立った崖と谷が広がるキングスキャニオンなど、壮大な自然の景観が数多く点在しています。どのスポットも、広大なアウトバックならではのスケールと静けさに包まれ、心が洗われるような体験ができます。

アクセスと滞在のポイント

ウルルを訪れるには、日本の主要都市から飛行機を利用し、国内線での乗り継ぎが必要です。周囲にはリゾート施設が整備されているものの、他の都市部とは隔絶された環境にあるため、計画的な旅程が求められます。シドニーやメルボルンなど、都市観光と組み合わせた旅程を組むのが一般的です。観光には最低でも2泊3日のスケジュールを確保すると安心です。

12月はオーストラリアの真夏にあたるため、非常に暑くなる日もあります。訪問時期によっては、暑さ対策や水分補給への配慮が必要です。

尊重されるべきアボリジニの聖地

ウルルは、アナング族をはじめとするアボリジニの人々にとって神聖な場所です。かつては観光客による登頂が可能でしたが、文化的背景と自然保護の観点から、現在では登ることは推奨されていません。代わりに、ふもとを歩いてめぐるガイドツアーや、サンライズ・サンセットを楽しむツアーが人気を集めています。

訪れる際は、岩に触れる行為や名前を刻むこと、ゴミの投棄などは避けるべき行動です。また、一部のエリアでは写真撮影が制限されていることもあるため、現地のガイドの指示に従い、文化と自然への敬意を持った行動が求められます。

ウルルは、「日本人が選ぶ海外観光地」のランキングでも常に上位に入る人気のスポットです。大自然の迫力と、アボリジニ文化に触れる貴重な体験ができるこの場所は、オーストラリア旅行の中でも特別な思い出になるはずです。

タスマニア:手つかずの自然と出会う静かな島旅

オーストラリア南東に浮かぶ島、タスマニアは、本土とは異なる独特の自然環境と動植物に出会える特別な場所です。手つかずの原生林や切り立った山々、どこまでも続く美しい海岸線が広がり、自然を感じる旅がしたい人にとっては理想的な目的地です。ハイキングやトレッキングの名所も多く、四季折々の風景の中で、雄大な自然とじっくり向き合うことができます。

珍しい動物と澄んだ空気の中で過ごすひととき

タスマニアでは、野生のウォンバットやタスマニアデビルなど、この島にしかいない動物たちに出会える可能性もあります。澄み切った空気と静かな自然の中で、動物たちが自由に暮らす姿を観察する時間は、ここならではの癒やしの体験になるでしょう。

島内の移動は、レンタカーがあると便利です。各地に点在する観光スポットを効率よくめぐることができ、自分のペースで旅を楽しめます。少人数でまわるバックパッカー向けの6日間ツアーなどもあり、計画次第で充実した滞在が叶います。

気候と服装に注意を

タスマニアは南に位置しているため、気温は本土よりも低めです。4月から5月にかけては肌寒くなり、7月から8月の冬の時期には朝晩が氷点下になることもあります。防寒対策はしっかりと行い、特に冬に訪れる場合は厚手のコートが必要です。一方で、空気が澄んでいる季節には、より一層美しい風景が楽しめるため、寒さを受け入れてでも訪れる価値は十分にあります。

海の幸とローカルの魅力

タスマニアは自然だけでなく、食の魅力も豊かです。新鮮な魚介類やタスマニア産のワイン、ラベンダー製品など、地元ならではの特産品が楽しめます。州都ホバートには質の高いレストランやカフェも多く、落ち着いた雰囲気の中で、オーストラリアの他の都市とはまた違った食文化に触れることができます。

タスマニアは、にぎやかな観光地とは一味違う、静けさと深い自然の中で過ごす特別な時間を求める人におすすめの場所です。アウトドアが好きな方や、自然とともにゆっくりと旅を楽しみたい方にとって、心に残る滞在になるはずです。

オーストラリア旅行に行くならどこがいい?旅行プランと注意事項

  • 旅行の目的別おすすめ
  • 3~5日間のモデルコース例
  • 7日間のモデルコース例
  • 10日間のモデルコース例
  • オーストラリア旅行でよく使われる移動手段
  • 現地で気をつけたいマナーとルール
  • 渡航前に必要な手続き
  • オーストラリア旅行のよくある質問

旅行の目的別おすすめ

初めてのオーストラリア旅行に

初めてオーストラリアを訪れる方には、アクセスが良く観光インフラが整っている主要都市、シドニー、ケアンズ、ゴールドコーストなどがおすすめです。これらの都市は交通の便がよく、英語に自信がない方や海外旅行に不慣れな方でも比較的安心して旅を楽しめます。特にシドニーは、「オーストラリアといえば」と多くの人が思い浮かべる象徴的な都市で、ケアンズとの組み合わせは定番のルートとしても人気があります。

ビーチを満喫したい方に

オーストラリアの海を楽しみたい方には、ゴールドコーストやケアンズが最適です。ゴールドコーストはサーフィンの聖地として知られ、美しい砂浜での海水浴や日光浴も楽しめます。ケアンズでは、近郊のグリーン島やフィッツロイ島など、島々を巡りながらビーチアクティビティを楽しめるのが魅力です。

グレートバリアリーフを訪れたいなら

グレートバリアリーフを目的とする旅行なら、ケアンズが最適な拠点です。市内からはリーフへのツアーが数多く催行されており、シュノーケリングやダイビングといったアクティビティも充実しています。アクセスの良さとツアーの豊富さが、ケアンズを選ぶ大きな理由となります。

都会と自然の両方を楽しみたい方に

都市観光と自然の風景、どちらもバランスよく楽しみたい方には、シドニーがおすすめです。オペラハウスやハーバーブリッジといった象徴的なランドマークを巡る観光のほか、電車で約2時間の距離にあるブルーマウンテンズでは、壮大な自然の景観を味わうことができます。市内にはボンダイビーチやマンリービーチもあり、都会の中で自然を感じることができるのも魅力です。

ワインを楽しむ旅なら

ワインを楽しみたい方には、メルボルン近郊のヤラバレーがぴったりです。オーストラリアを代表するワイン産地のひとつであり、モエ・エ・シャンドンのワイナリー「シャンドン」をはじめ、景観の美しいワイナリーが数多く点在しています。ワイナリーツアーも催行されており、日帰りでも楽しむことができます。

コアラを抱っこしたい場合は

コアラを抱っこしたいという明確な目的がある場合は、州によって規制が異なるため注意が必要です。コアラの抱っこが可能なのは、クイーンズランド州(ケアンズ、ゴールドコーストなど)、西オーストラリア州(パースなど)、南オーストラリア州(アデレードなど)です。シドニーのあるニューサウスウェールズ州や、メルボルンのあるビクトリア州では、コアラを抱っこすることはできません。

ゴールドコーストにある「カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリー」は、コアラとのふれあい体験ができることで知られ、コアラ好きにとっては外せないスポットのひとつです。

3~5日間のモデルコース例

シドニーを満喫する旅(3~4日間)

  • 1日目:シドニー到着後、オペラハウスやハーバーブリッジ、ロックス地区を散策。夕食はダーリングハーバー周辺で、美しい夜景とともに楽しむのもおすすめです。
  • 2日目:ブルーマウンテンズ国立公園への日帰りツアーに参加。スリーシスターズなど、雄大な自然をたっぷりと味わえます。
  • 3日目:サーキュラーキーからフェリーに乗り、タロンガ動物園へ。オーストラリアならではの動物たちとふれあった後は、ボンダイビーチへ立ち寄り、散策やカフェでの休憩を楽しみます。
  • 4日目(オプション):シーライフ・シドニー水族館やシドニー現代美術館、シドニー博物館などを訪れて、文化的なひとときを過ごすのも良いでしょう。

このコースは、初めてのオーストラリア旅行で都市観光と自然体験の両方を楽しみたい方におすすめです。公共交通機関が整っているため、個人旅行でも安心して移動できます。


ケアンズでグレートバリアリーフを楽しむ旅(4~5日間)

  • 1日目:ケアンズ到着後、エスプラネード周辺を散策し、ラグーンでのんびりリラックス。
  • 2日目:グレートバリアリーフへの日帰りツアーに参加。シュノーケリングやダイビングで、色とりどりのサンゴ礁や熱帯魚の世界を体験。グリーン島ツアーも人気です。
  • 3日目:キュランダへの日帰り旅行。キュランダ鉄道で熱帯雨林の景色を楽しんだ後、スカイレールで空からの眺めを満喫。キュランダ村では、アボリジニ文化にふれたり、お土産探しを楽しんだりできます。
  • 4日目:ケアンズ・トロピカルズーやナイトズー、ジャプカイ・アボリジニ・カルチャーパークなどを訪れて、自然や文化をさらに深く体験。

このコースは、グレートバリアリーフを目的とした旅行や、熱帯ならではの自然やアクティビティを満喫したい方にぴったりです。日本からの直行便もあり、アクセスの良さも魅力です。


ゴールドコーストでビーチとテーマパークを満喫する旅(4~5日間)

  • 1日目:ゴールドコースト到着後、サーファーズパラダイス周辺を散策。美しいビーチでくつろいだり、スカイポイント展望台から街の絶景を楽しんだりして過ごします。
  • 2日目:シーワールド、ドリームワールド、ムービーワールドなどのテーマパークで一日中遊び尽くす。
  • 3日目:カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリーを訪れ、コアラの抱っこ体験やカンガルーとのふれあい、ロリキートの餌付けなど、動物たちとの交流を楽しみます。
  • 4日目:土ボタル観察ツアーに参加。幻想的な光の世界を体験し、旅の締めくくりにふさわしい一夜を過ごします。

このコースは、ビーチリゾートでの滞在やテーマパークでのアクティビティ、そしてコアラとのふれあいなど、家族旅行やアクティブな旅行をしたい方におすすめです。温暖な気候のため、年間を通して過ごしやすいのもポイントです。

7日間のモデルコース例

シドニーとブルーマウンテンズ(7日間)

シドニーを拠点に都市観光を楽しみつつ、ブルーマウンテンズに2泊ほど滞在して自然の魅力をじっくり味わうコースです。初めの4日間はシドニー市内を中心に観光し、その後はブルーマウンテンズへ。

ブルーマウンテンズでは、スリーシスターズで有名なエコーポイントの展望や、趣のある街並みが残るルーラ、カーツゥンバといった小さな町を散策できます。軽いハイキングコースも充実しており、自然の中でリフレッシュしたい方におすすめです。


ケアンズとグレートバリアリーフの島々(7日間)

4~5日間のケアンズ滞在をベースに、グレートバリアリーフ周辺の島に宿泊して、本格的なマリンアクティビティを満喫するプランです。最初の4日間はケアンズ市内と日帰りツアーを中心に観光。

その後は、グリーン島やミコマスケイ、フィッツロイ島など、自然豊かな島で1〜2泊して、よりディープなリーフ体験を楽しみましょう。早朝の静かな海や夕暮れの浜辺をゆっくりと味わえるのは、宿泊するからこそ得られる特別な体験です。


メルボルンとグレートオーシャンロード(7日間)

都市散策と大自然の絶景、さらにワインやグルメも楽しめる、バランスの取れた旅程です。

  • 1日目:メルボルンに到着後、市内を散策。フリンダース・ストリート駅やセント・ポール大聖堂、ロイヤル・アーケードなどを巡りながら、街の雰囲気を楽しみます。
  • 2日目:クイーン・ビクトリア・マーケットで地元の食材や雑貨を探し、午後は国立美術館やメルボルン博物館で文化にふれる一日を。
  • 3日目:グレートオーシャンロードへの日帰りツアーに参加。十二使徒などの壮大な海岸線をドライブしながら堪能します。
  • 4日目:セント・キルダビーチを訪れて海辺でのんびり過ごしたり、夕方には小さなペンギンたちの「ペンギンパレード」を見学。
  • 5〜7日目:メルボルン郊外のヤラバレーでワイナリー巡りを楽しんだり、パッフィンビリー鉄道に乗ってのどかな自然の中を走る旅を体験するのもおすすめです。

メルボルンはヨーロッパの雰囲気が漂う街並みが特徴で、カフェ巡りやゆったりとした街歩きが好きな方に特に向いています。

10日間のモデルコース例

シドニーとケアンズ(10日間)

都会とリゾート、両方を楽しみたい方におすすめ

  • シドニーに4日間、ケアンズに4日間滞在するプランです。
  • シドニーではオペラハウスやハーバーブリッジ、ブルーマウンテンズなど都市観光と自然を満喫。
  • ケアンズではグレートバリアリーフでのシュノーケリングやキュランダ観光など、熱帯の自然とアクティビティを楽しめます。
  • 残りの2日間は、都市間の移動に使うか、どちらかの滞在日数を増やしてゆったりと過ごすのも良いでしょう。

この組み合わせは、にぎやかな街の魅力とリゾートらしい開放感をどちらも体験したい人にぴったりです。


メルボルンとエアーズロック(10日間)

文化と大自然、オーストラリアの2つの顔を体験したい方に

  • メルボルンで4日間滞在し、市内の街歩きやアート巡り、ヤラバレーでのワイナリー訪問、グレートオーシャンロードへの日帰り観光を楽しみます。
  • その後エアーズロック(ウルル)へ移動し、2〜3日間かけてウルルとカタ・ジュタなど、広大な大地と聖地をめぐる体験へ。
  • 移動日や乗継を考慮して、全体で10日間の行程が理想的です。

自然と文化のコントラストを楽しめる、印象深い旅がしたい方に向いています。


ゴールドコースト、ブリスベン、シドニー(10日間)

いろいろな都市を少しずつ楽しみたい方におすすめ

  • ゴールドコーストに3日間滞在し、ビーチリゾートやテーマパーク、動物園を満喫。
  • ブリスベンへ電車で移動し、2日間は落ち着いた街並みや近郊の自然を楽しみます。
  • 最後はシドニーで3〜4日間滞在し、主要な観光名所や周辺の自然スポットを巡ります。

都市ごとの個性を感じながら、オーストラリア東海岸を縦断するような旅行スタイルを楽しめます。都市間の移動も比較的スムーズで、旅行初心者にも取り組みやすいコースです。


このように10日間あれば、複数の都市を組み合わせた旅が可能になります。旅行の目的や興味に合わせて、都市を選び、自分だけのオリジナルなコースを組み立てる参考にしてみてください。

これらのモデルコースはあくまで一例です。ご自身の興味や体力、予算に合わせて、自由にアレンジしてみてください。オーストラリアは広い国なので、1週間の滞在であれば2都市程度に絞るのがおすすめです。都市間の移動には飛行機を利用することが多くなりますので、事前に移動時間も考慮して計画を立てると良いでしょう.

オーストラリア旅行でよく使われる移動手段

オーストラリアでは都市ごとに交通事情が異なるため、訪れる地域に応じて最適な移動手段を選ぶことが重要です。公共交通機関が充実している都市もあれば、レンタカーが便利な地域もあります。旅行の目的や滞在スタイルに合わせて、上手に組み合わせて活用しましょう。

都市部での移動

シドニーでは、電車、バス、フェリー、ライトレールといった公共交通機関が広く利用されています。電車は市内中心部から郊外への移動に便利で、フェリーはハーバーの景色を楽しみながらの移動手段としても人気があります。バスは広範囲をカバーし、ライトレールは市内の短距離移動に最適です。これらはOpalカードというICカードで共通して利用でき、運賃の割引もあります。徒歩やタクシー、配車アプリの利用も一般的です。

メルボルンでは、特にトラム(路面電車)が象徴的な移動手段です。市内中心部には無料トラムゾーンが設定されており、観光客には非常に便利です。無料ゾーン外では、マイキーカードというICカードが必要です。電車やバスも整備されており、自転車シェアリングやタクシー、ライドシェアサービスも利用できます。

ブリスベンでは、バス、電車、フェリーが主要な交通手段です。特に、ブリスベン川を走る高速フェリー「シティキャット」は移動と観光を兼ねた人気のルートです。市内には無料で運行される循環バス「シティループ」もあり、短距離の移動に重宝します。公共交通機関はゴーカードというICカードで利用できます。レンタサイクルや配車アプリも活用されています。

パースは、バスや電車、フェリーが充実しています。市内中心部では、無料のCATバス(Central Area Transit)が運行しており、主要スポットを効率よく巡るのに便利です。郊外への移動には電車が適しており、スワン川沿いではフェリーの利用も人気です。SmartRiderカードを使えば、公共交通の利用がスムーズになります。レンタカーも選択肢のひとつですが、中心部では駐車場が限られることもあるため注意が必要です。

ケアンズでは、公共交通は主に路線バスとタクシーです。バスは市内の主要エリアを結んでいますが、本数が限られているため、事前に時刻表を確認しておくことが大切です。タクシーは短距離移動に便利で比較的利用しやすく、郊外の観光地へ行く際はレンタカーの利用が効果的です。電車やトラムは市内にはありません。

都市間・郊外での移動

広大な国土を持つオーストラリアでは、都市間や郊外への移動手段も多様です。

鉄道を使った移動には、観光列車として有名なキュランダ鉄道や、大陸横断のザ・ガンなどがあります。これらは単なる移動手段にとどまらず、旅の目的にもなる特別な体験です。

長距離バスは、主要都市間を結ぶルートが多数あり、手頃な価格での移動が可能です。長距離の移動には時間がかかることもありますが、景色を楽しみながらのんびりと移動できます。

レンタカーは、郊外の自然エリアを巡る旅にぴったりです。グレートオーシャンロードなどの絶景ドライブルートを自由に楽しむことができます。ただし、都市部では駐車場探しが難しい場合もあるため、使いどころを見極めましょう。

フェリーは、湾内や島へのアクセスに活用されています。たとえば、パースからロットネスト島への移動にはフェリーが使われており、観光の一部として楽しめます。

都市間の長距離移動では、飛行機が最も一般的です。国内線の路線網が充実しており、シドニーからケアンズやエアーズロックなどへの移動も短時間で済ませることができます。

旅行のスケジュールや目的に応じて、これらの交通手段を組み合わせるのが一般的です。ツアーによっては移動がパッケージに含まれている場合も多いため、事前に確認しておくと安心です。オーストラリアの旅を快適に楽しむためにも、交通の選択肢をうまく活用しましょう。

現地で気をつけたいマナーとルール

喫煙に関する注意点

オーストラリアでは、州ごとにルールに多少の違いはあるものの、基本的に公共の場所での喫煙は禁止されています。空港、駅、バス停、公園などでは喫煙できないことが多く、喫煙が許可されている屋外の指定エリアでのみ可能です。

特に歩きたばこや吸い殻のポイ捨てには厳しい罰金が科せられる場合があるため、注意が必要です。たとえば、ニューサウスウェールズ州では2000年から、レストランやカフェなど食事をする場所では原則として禁煙が徹底されており、違反すると高額な罰金が課せられることもあります。例外的にパブでは一部屋外スペースでの喫煙が認められている場合もありますが、基本的には喫煙には厳しい国という認識でいたほうが安心です。

また、国立公園など自然の多い場所を訪れる際には、環境保護の観点から携帯用灰皿を持参することが推奨されています。日本とは異なるルールが多いため、現地のサインや案内に従って行動するようにしましょう。

渡航前に必要な手続き

ETAS(イータス)の申請について

オーストラリアに観光や短期滞在で渡航する際には、「ETAS(イータス)」と呼ばれる電子渡航許可の取得が必要です。これは、90日以内の観光、出張、または短期留学を目的とする訪問者を対象とした制度で、10日間程度の旅行であっても申請が必要となります。

ETASの有効期限は、取得日から1年間で、その期間内であれば何度でもオーストラリアへの渡航が可能です。ただし、1回の滞在は最長で3ヶ月までに制限されています。

申請は原則として、出発の3日前までに済ませておくことが推奨されています。現在はスマートフォン専用アプリからの申請のみ対応しており、旅行者自身が手続きを行う必要があります。申請料自体は無料ですが、システム利用料が別途かかります。

これからオーストラリア旅行を計画する方は、出発前に必ずETASの申請を済ませておきましょう。うっかり忘れると搭乗できない可能性があるため、旅の準備の一環として早めの手続きを心がけると安心です。

オーストラリア旅行のよくある質問

オーストラリアで最も人気の観光地はどこですか?

最も多くの観光客が訪れる場所としては、シドニーのオペラハウスが有名です。年間およそ820万人が訪れると言われており、象徴的なランドマークとして親しまれています。ただし、観光の目的によって「人気ナンバーワン」は変わることがあります。初めてのオーストラリア旅行であれば、シドニー、ケアンズ、ゴールドコーストなど、アクセスが良く見どころの多い都市が特におすすめです。

オーストラリア旅行におすすめの時期はいつですか?

オーストラリアは南半球にあるため、日本と季節が逆になります。12月は真夏にあたり、ビーチリゾートなどは最もにぎわうシーズンです。一般的には日本の冬(12〜2月)が、オーストラリア旅行のベストシーズンとされることが多いです。ただし、地域によって気候が異なるため、訪れるエリアに応じて最適な時期を確認しましょう。例えば、4〜5月は比較的涼しく、過ごしやすいという声もあります。

渡航費や宿泊費が安くなるのはいつ?

航空券やホテル代を抑えたい場合は、年末年始や春休み、夏休みなどの繁忙期を避けるのがポイントです。オフシーズンには料金が下がる傾向があり、比較的安く旅行できる可能性があります。また、格安航空会社(LCC)のジェットスターなどを活用するのも費用を抑える方法のひとつです。

チップは必要ですか?

オーストラリアではチップの習慣は厳格ではなく、必須ではありません。ただし、レストランやホテルなどで良いサービスを受けた場合には、感謝の気持ちとしてチップを渡すこともあります。レストランでは料金の10〜15%、タクシーでは2ドル前後、ホテルでは特別なサービスを受けた場合に2ドル程度が目安とされています。

水道水は飲めますか?

はい、オーストラリアの水道水は飲用に適しており、基本的にそのまま飲むことができます。ペットボトル入りの飲料水も市販されていますが、水道水の品質も良好です。

公共トイレは有料ですか?

オーストラリアでは、ほとんどの公共トイレが無料で利用できます。有料トイレが一般的というわけではなく、観光地や都市部でも無料の施設が多く整備されています。

物価は日本より高いですか?

全体的に見ると、オーストラリアの物価は日本より高めです。特に外食費は高く感じられることが多く、マクドナルドのセットが日本円で1700円前後するという例もあります。レストランやカフェでの食事は予算に余裕をもって計画すると安心です。

治安は良いですか?

オーストラリアの治安は世界的に見ても比較的良好です。ただし、夜間のひとり歩きは控える、人気の少ないエリアには立ち入らないなど、基本的な安全対策は必要です。過去には人種差別に関連する事件も報告されていますが、現在は比較的落ち着いているとされています。

現金はどのくらい持っていけばいい?

オーストラリアではカード社会が進んでおり、ほとんどの店舗でクレジットカードやデビットカードが使えます。そのため、多額の現金を持ち歩く必要はありません。チップや小さな買い物用として、少額の現金を用意し、あとはクレジットカードで対応するのが一般的です。必要に応じて、現地で海外キャッシングを利用することもできます。

オーストラリアの公用語は何ですか?

オーストラリアの公用語は英語です。オーストラリア英語には独特の訛りや表現がありますが、基本的な英語が理解できれば、日常のコミュニケーションに大きな問題はありません。ケアンズでなどでは、ホテルやお土産屋の多くの場所で日本語が通じるため、言語に関する心配は少ないとされています。

オーストラリアとの時差はどのくらいありますか?

オーストラリアには複数のタイムゾーンがあり、地域によって時差が異なります。一般的に、日本より時間が進んでいる地域が多いですが、西部では日本より遅れている場合もあります。

  • 東部標準時(シドニー、ケアンズ、ゴールドコーストなど):日本より+1時間
  • 中央標準時(アデレードなど):日本より+30分
  • 西部標準時(パースなど):日本より-1時間

また、サマータイム(夏時間)が実施される地域もあり、東部の一部では10月の第1日曜から翌年の4月の第1日曜までが対象期間となっています。この期間中は、シドニーやメルボルンなどが日本より+2時間の時差になります。サマータイムの有無は州によって異なるため、訪れる都市の時差を事前に確認しておくと安心です。

この「よくある質問」は、旅行計画を立てるうえで知っておきたい基本的な情報をまとめたものです。より詳しい情報や最新の状況については、旅行ガイドブックや各国の観光局、航空会社、外務省の海外安全情報などを併せて確認することをおすすめします。

海外行くなら神コスパのWiFiが便利

海外専用Wi-Fiは、海外旅行や出張時にインターネット接続を確保するための便利なサービスです。現地での通信手段として、以下のような利点があります。

海外専用Wi-Fiの便利さ

  • 簡単な設定:現地に到着後、Wi-Fiルーターの電源を入れるだけでインターネットに接続できます。複雑な設定は不要です。
  • 複数デバイスの同時接続:スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど、複数のデバイスを同時にインターネットに接続できます。
  • 同行者との共有:1台のWi-Fiルーターを複数人で共有できるため、グループ旅行や家族旅行でもコストを抑えられます。
  • セキュリティの確保:公共のフリーWi-Fiとは異なり、専用のWi-Fiルーターを使用することで、情報漏洩のリスクを低減できます。

ZEUS WiFi for GLOBALの特徴

ZEUS WiFi for GLOBAL」は、世界135か国で利用可能な海外専用Wi-Fiレンタルサービスです。主な特徴は以下の通りです。

  • リーズナブルな料金:1日あたり530円(免税)から利用でき、他社と比較しても半額程度の価格設定となっています。
  • 高速通信:4G/LTE回線を利用しており、日本と同様の高速通信が可能です。
  • 受取・返却の柔軟性:自宅や空港のコンビニでの受け取りが可能で、返却はポスト投函や宅配便で簡単に行えます。
  • 多彩なオプション:端末サポートや多言語通訳サポートなど、旅行をより快適にするオプションサービスが充実しています。

ZEUS WiFi for GLOBAL」を利用することで、海外でのインターネット接続が手軽かつ経済的に確保できます。北欧旅行の際には、ぜひ検討してみてください。

オーストラリア旅行に行くならどこがいい?人気の観光スポット:まとめ

記事のポイントをまとめます。

  • シドニーはオペラハウスやハーバーブリッジがある
  • メルボルンはカフェ文化とアートが盛ん
  • ブリスベンは温暖な気候とリバーサイドの景観が魅力
  • ゴールドコーストはサーフィンやビーチリゾートで有名
  • ケアンズはグレートバリアリーフへの玄関口
  • パースは美しいビーチと自然が豊富
  • タスマニアは手つかずの自然と野生動物が見られる
  • アデレードはワイン産地として知られる
  • ダーウィンは多文化が融合した独特の雰囲気
  • アリススプリングスはアウトバック観光の拠点
  • ブルーマウンテンズは世界遺産の自然景観が広がる
  • カカドゥ国立公園は先住民の文化と自然が共存
  • フィリップ島はペンギンパレードが見られる
  • カンガルー島は野生のカンガルーやアシカが生息
  • ウルル(エアーズロック)は壮大な一枚岩の景観が圧巻

-レジャー